2016.10.26

猫好きのあなたは必見!宜野湾の猫カフェ「にゃんぐすく」でお気に入りの推しにゃんと癒されよう


猫好きならば一度は訪れてみたい猫カフェ。しかし初めて行く人にとってはお店の雰囲気や猫との遊び方など、よく分からないことも多いのではないでしょうか?

そこで今回は全国的にも有名な猫カフェ「猫の城 Nyangusk(以下にゃんぐすく)」にお邪魔して猫カフェを楽しむコツを聞いてきました。日頃のリフレッシュはもちろん、ご自宅で猫を飼おうか検討されている方にもおすすめですよ。

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宜野湾市大山、ラグナガーデンホテル道路向かいにあるにゃんぐすくは、今年でオープン4年目を迎えた里親探しを兼ねた猫カフェです。こちらの特徴は沖縄の動物愛護団体「NPO法人 動物たちを守る会ケルビム」で保護している猫たちと遊べること。

捨て猫や野良猫の保護活動をきっかけに、飼い方の知識や猫を取り巻く現状を正しく発信するためにこの場所を設けました。現在はカフェの運営で猫のサポート費用を賄っており、譲渡会やお試し飼いの相談も受け付けています。猫と触れ合い癒されるだけでなく、にゃんぐすくの猫に会いに行くことで、私たちも猫のサポーターになれるなんて素敵ですよね。

 


入退室時には必ずアルコール消毒を

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店舗は2階と3階部分にあり、靴を脱いで殺菌済みのスリッパに履き替えて入店します。2階のティールームには可愛らしいポストカードやレターセット、クッションなどなど、すべて猫モチーフのアイテムがずらり。

なかには希少なアンティークのティーセットまであり、ここだけでも猫好きにはたまらない空間といえそうです。さらに期待が高まったところで螺旋階段を上がり3階へと進みます。猫が暮らすプレイルームに入る前にはアルコール消毒を忘れずに。猫と人、どちらも快適に過ごせるように入退室時には欠かさず行いましょう。

 

ストッキングは危険!動きやすい服装が◎

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扉の先には猫、猫、猫!毛がつくのはもちろん、舐められたり爪が洋服に引っかかってしまうこともあるので汚れても良い格好がベストです。デートの場合でもレースやニットなどの繊細な素材は避けた方が無難だと思います。特にストッキングはお色気ハプニングの危険度高し。女性はスカートではなく、動きやすいパンツスタイルの方が気にせず遊べるのでおすすめです。

 

ルックス、性格は猫それぞれ。お気に入りの子を探す楽しみ

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猫カフェ最大の魅力は、一度にたくさんの猫と過ごせること。にゃんぐすくでは50頭前後の猫ちゃんが暮らしており、子どもから大人までさまざまな性格の猫に出合えます。大勢の猫に囲まれるという圧倒的なボリューム感を楽しみながら、思い出の写真を撮ったり、ぼんやり眺めたり、一緒にたわむれたり…思い思いに贅沢な空間を味わいましょう。

また、何度も通うリピーターさんの中にはお気に入りの推しにゃんを見つける方も多く、好みは見事に分かれるそうです。スタッフの上地さんによると「人間同様、猫の性格も十人十色」なんだとか。「甘えん坊もいるし、頼れる兄貴タイプやちょっぴりシャイな恥ずかしがり屋さんもいます。それぞれの個性を楽しむのも猫と仲良くなれるコツです」。

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にゃんぐすくのメンバーは温厚で人懐こいタイプが多いので、初めて猫に触れる人や小さなお子様でも大丈夫。まずは優しく頭をなでてモフモフの毛に触れてみてくださいね。

ベンチに座ってしばらく観察をしていると、動きが素早い子、どっしり構えて高台から見下ろしている子、社交的な子…みんなテンデバラバラで行動パターンがまったく読めません。なかには、お客さんとの遊びを独占しようと周囲を威嚇する猫もいて人間味すら感じる場面も。「この人は私のものよ!渡さないわ!」と言われた気分になり、思わずニヤついてしまいました(笑)。

 

無理に起こさず、小さな寝息に耳を澄ませる

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猫は一日の大半を寝て過ごすため、全員がバッチリ起きているわけではありません。お昼寝中の猫ちゃんもいるので大声を出さないように心掛け、まったりとした時間に身を任せます。心からリラックスしている寝顔は癒し効果たっぷり。猫を飼ったことのない私としては、初めて猫の寝息を聞いたのも新鮮でした。豪快ないびきをかいている猫もいたり、寝言を言う時もあるそうです。口をもぐもぐさせながら眠る猫、たぶん食べ物の夢を見てるんだろな~。

 

上手に抱っこするコツとは?

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場の雰囲気に慣れてきたら、少しだけスキンシップのレベルを上げてみましょう。お店によっては抱っこ禁止のところもあるのですが、にゃんぐすくでは基本OK。人間の赤ちゃんと同じように体の近い位置に抱え、片方の手でお尻を包むように支えると良いそうです。

写真のようにしっかりとホールドすれば安心して体を預けてくれます。しかし無理に首根っこを掴んだり、両脇を持ち上げてバンザイをさせるような抱っこはNG。体に過度の負荷がかかってしまうのでやめましょう。どんな猫でも抱っこができるのではなく、自分の方からすり寄って来たり、膝に乗って来る猫だと比較的抱っこがしやすいそうです。いずれにせよ猫ちゃんの気分が乗っている状態で試してみてくださいね。

 

写真や動画でお気に入りの猫ちゃんをパチリ。思い出を残そう

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さらに猫たちとの写真撮影も楽しみのひとつ。フラッシュは目に刺激を与えるのであらかじめ発光しないように設定しておくと安心です。かわいい写真を撮るぞ~とカメラを構えたものの、これが意外と難しい。視線をこちらに向けてくれず、「遊んでにゃーん」と言わんばかりに集まってきてしまいました…。

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撮影のコツを伺うと「ある程度時間をかけて待ち、タイミングを逃さず撮る。動きが素早い子は連射で撮ってみると成功率が上がりますよ」とスタッフ上地さん。なるほど、焦らず仕留めるですね。運動会でわが子を応援するお父さんはこんな気持ちなんでしょうか?愛くるしい姿を存分に撮ることができて幸せの絶頂でした!

 

可愛くて美味しい!猫印のカフェメニュー

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猫とのスキンシップの後は、2階のティールームでカフェタイム。にゃんぐすくでは1時間500円の入店料+1オーダー制を採用しており、ドリンクから軽食、スイーツまで用意しています。一番人気のにゃんツナプレートセット(1,000円)は季節のデザートとドリンク付きのお得なメニューです。

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スタッフさんによるデコレーションがなんともいえないプリン(300円)もおすすめ。猫型のクッキーや猫印のアイスクリームなど、可愛らしい見た目にもテンションが上がりますよね。

 

足を運ぶことで猫の支援につながる

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本物の猫に触れ合うだけでなく、喫茶も雑貨も猫一色。1時間の滞在で猫尽くしのフルコースをしっかりと堪能できました。にゃんぐすくを訪れるお客さんは一人で来たり、友人同士やカップルが多いそうです。また、県内の愛猫家はもちろん、最近では海外からの旅行者や男性の一人客も増えているのだとか。お昼から夜まで営業しているのでお仕事帰りに気軽に利用できるのも嬉しいです。

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猫たちとのんびりと遊びたいお客様は、開店直後もしくは夕方からラストまでの時間帯が比較的空いているそうですよ。にゃんぐすくでは、気になる猫ちゃんがいれば引き取って里親になることも可能です。

家で飼えない場合でもお店に足を運ぶだけで里親支援のサポートに繋がります。猫を飼いたいと思っている方、猫と一緒に過ごしたい方、まずは一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。上記のマナーを抑えておけば猫カフェ初心者でも心配なし。約50頭の個性豊かなメンバーがあなたのお越しを待ってるにゃ!


取材協力
猫の城 Nyangusk
[住所]沖縄県宜野湾市大山6丁目47−18(MAP)
[電話] 098-897-6971
[営業時間]月~金曜日・祝日12:00~20:00、土・日曜日11:00~20:00(L.O.19:00フード、19:30ドリンク)※台風以外は年中無休

 

ライター:ワードワークス沖縄 阿久津彩子
HP: http://okinawa-wordworks.jimdo.com/