2016.11.02

開催間近!!MONGOL800が語るモンパチフェスの魅力、楽しみ方、そして新作「Pretty good!!」について!! ファミ友FILE:013


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隔年で開催し、今年で4回目となるMONGOL800主催フェス「MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16」が2016年11月5日(土) 6日(日)、会場がこれまでの読谷村から、空港・那覇市内からもアクセスが便利な豊見城市豊崎「美らSUNビーチ」へ移しての初開催!

今回は、モンパチフェスお馴染みの「ハブステージ」と「マングースステージ」、2つのメインステージに加えて、新たに「ビーチステージ」が設けられ、総勢43組のアーティストがこの3つのステージに登場!!世代もジャンルも飛び越えた多彩なアーティスト陣による熱いLIVEが2日間にわたり繰り広げられる。こんな豪華な出演者が実現できるのもMONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16ならではだ。

歴史的なフェスの開催を間近に控えたモンパチへのスペシャルインタビュー。MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16、9月28日にリリースした8枚目のアルバム『Pretty good!!』、そして11月19日 沖縄を皮切りに、スタートするライヴハウスツアー「MONGOL800 Pretty good!! TOUR 2016-2017」について話を聞いた。

 

 

Interview & Text 沖縄カルチャーの広告塔 幸田悟

いよいよ開催間近!3人が語るモンパチフェスのミドコロとは?

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ーMONGOL800が主催する沖縄の野外フェス、What a Wonderful World!!16(※以下WWW!! 16)の開催が間近にせまりました!

上江洌清作:いよいよっていう感じ。俺たちはプロモーションに走ってるんだけど、 崇は並行して会場のデコレーションもやってるので一番忙しいはず。

儀間崇:毎日、早朝から看板とか作ってます!!

髙里悟:うちのおかんはサーターアンダギーを作るって忙しい(笑)。会場で販売もするんだけど、来てくれたアーティストへのおもてなし用もあるから、合計で2,000個ぐらい。

:家が工場になってるさ(笑)。

:だからな(笑)。

ー会場を豊見城市豊崎「美らSUNビーチ」に移しての11月開催!! 初ものづくしですね。

清作:今までは、10月開催だったんだけど、11月にしてほんとに良かった。いい気候だし……。会場に関しては、前回までの読谷会場もほんとに良かった。自然が豊かだし、読谷村のみなさんもとても協力的で。でも、会場の都合で止むなく変更をせざるを得ない状況になり、とても残念だけど気持ちを切り替えて、場所探しからスタートしました。

そして決定した今回の会場「美らSUNビーチ」は、アクセス面などをはじめ、お客さんにとってメリットがたくさんあります!!

:インフラも整っているし、フェスを楽しむ環境としてもすごくいい!

:沖縄といえば海と砂浜! ビーチも使えるのもいいね!!

ーなるほど。砂浜といえば、今回は「ビーチステージ」も設置。こちらも凄いことになってますね。

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清作:サイズ感は少し小さいかもしれないけど、ステージの価値観的には全く遜色ない。メインステージが3つになったという感覚で捉えて欲しい。

:たぶん沖縄の人は、ビーチステージが好きなんじゃないかな。砂浜で御飯食べながら、子どもを遊ばせながら、ユクって(くつろいで)ステージを楽しむみたいな(笑)。

:砂浜(ビーチステージ)は、読谷会場のころからやりたかったしね。遂に実現したから、気合い入ってます!!

ーそれにしても、今回も出演者が豪華! 総勢43組ってハンパない!!メインアクト級のアーティストばかり。このラインナップを沖縄で見れるって幸せです!!キャスティングはどのように決定したんですか?

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清作:出演してもらってるアーティストは、これまでの交流の賜物というか……。まず、WWW!!のおなじみのメンバーや「800だョ全員集合!!」などに参加してもらったアーティスト、さらにフェスやイベントに誘ってもらったアーティストなどにオファーをしました。出演依頼したらほぼほぼオッケーで、「さぁどうしよう」的な(笑)。みんなスケジュール調整してくれてありがたいね。

:沖縄という場所の立地的なアドバンテージもあるけど、アーティストにとってメリットもあるんだなって感じるよね。

:沖縄だから来たいって思ってくれてるアーティストも多いし。

清作:単独のツアーで来れないアーティストも、このフェスきっかけで沖縄に来てくれる。

:そうだな。「WANIMA」なんてガンガン売れてるけど単独のツアーでは、まだ沖縄に来てないし。そんなアーティストを沖縄の人も見ることができる。

清作:「加山雄三」さん率いる「THE king ALL STARS」、あの大先輩が出たいと言ってくれるってこともとても嬉しい。「夏木マリ」さんからも逆オファーいただいて……。「佐野元春」さんは、沖縄に対して熱いメッセージを発信していたし……。だからこそ、しっかりホストとして「おもてなし」したい。

ーWWW!!は、初回からモンパチの手づくりのウトゥイムチ(おもてなし)・フェスという雰囲気をいい感じで醸し出してますね。

清作:アーティスト主催のイベントって、ハートがストレートに伝わるし、地元感が出ていいんですよね。僕らも、いろんなフェスに呼ばれるけど、そういうところでホッとする。

―確かに。氣志團万博2016に出演したときの清作のインスタグラムのトピックスから、ほっこり感が伝わってきた。

清作:氣志團万博や京都大作戦もそう。アーティスト主催のイベントってほんといいんだよね。出番が終わってもそのフェスを楽しめる感じも含めて。

:そういう意味では、今年のWWW!! 16もそんな感じで出番終わってもずっとアーティストが残って楽しんでくれてるといいよな。

:ユルイ感じがいいな。お客さんにも、アーティストのみんなにも心から楽しんでもらいたい。

ー読者にだけ「こっそりおしえちゃう」的な情報があったら教えてください。

清作:ファミマのモンぴん茶はおすすめ(笑)。

ーファミリーマートスタッフに変わり御礼申し上げます(笑)。そのほかには?

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:崇がデージ(とっても)がんばって、いろいろ作ってるよな。

:廃材を使って道案内の標識、看板、メインオブジェなどを全部手作り。写真の撮影スポットも設けてるし……。最大の見所は、流木で作った高さが約5メートルの木のオブジェ。ランドマークになってると思うから楽しみにしてて。前回まで会場のデコレーションは不完全燃焼だったところもあるけど、今回は、一気に制作チームの仲間も増えて、やりたかった事全部やりきってる感じです!!

 

新作『Pretty good!!』はモンパチなりの「オキナワン・グラフィティ」

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ー続いて新作アルバム『Pretty good!!』の話を。前作『People People』から、約1年。モンパチとしては、最も短いスパンでのアルバムリリースですね。

清作:『People People』のときにもノリのいいやつを作りたいと思ってたんだけど、タイミング的に「himeyuri 〜ひめゆりの詩〜」が生まれ、メッセージ性が強いアルバムとなった。ある程度、今回の『Pretty good!!』のアルバムとしてのイメージは、ハッキリしてた。制作にあたっては、まずはアップテンポでシンプルな曲を揃えて、それからミドル、バラード系の曲を後で決めていき、アレンジはあえて作り込まずに、という感じで進行しました。

ーまさに原点回帰と進化を兼ね備えた、モンパチ独自のテイストが凝縮されたアルバム。それぞれのお気に入りや聴き所等を教えてください。

清作:アルバムをリリースした後、ライヴでの再現性を考える。例えば、「Take it easy」にはトランペットが入っているけど、どうアレンジしていくかとか、「Brand new morning」、「rainbow」は、どこまでCDに近づけるかとか。CDの音がライヴでどのように再現、変化するかが見所のひとつです。

:個人的に「風鈴」が面白かった。キヨサクが大城クラウディアさんに提供した曲だったんだけど、アレンジは全く違う。演奏してると感情が沸き上がってくる。エモさ(エモーショナルな感じ)がよかったな。

:新しいコードに挑戦した「Juicy fruits」。いままで結構ストレートなパワーコードを使ってきたんだけど、初めてディミニッシュ・コードを使ってみた。

ーおシャンティーな移行系のコードですね(笑)。

:そうそう(笑)。

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ー今回のアルバムは、ペパーミントにホワイトのツートーンカラーのジャケットや、3曲英語の歌詞、ロックンロール的なサウンドのアプローチなどアメリカン・グラフィティー、オールディーズを彷彿させるノスタルジックな楽しさがありますね。

清作:俺の中のアメリカのフィフティーズ。昔からオールディーズが好きなんですよね。「Pretty good!!」、「Juicy fruits」はそういう匂い。

ー完全にドゥー・ワップではないのだけど、コーラスもモンパチ・スタイル。

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:年々コーラスも複雑になってきてるな。

:「Juicy fruits」のコーラスはヤバい(笑)。

:アレは、ヤバいな。要練習だな(笑)。ドラミングは、立ちのスタイルでできるといいなぁ。

ーモンパチ世代のアメリカン・グラフィティー、言わばモンパチの「オキナワン・グラフィティー」を具現化したような作品なんですね。

清作:プラザハウスに屋宜原のエンダー(A&W)にアメ車……。そういう意味での60年代の沖縄はいいな。俺たちは、実際には見てないし体験してないけど……

:その時代、実際観てみたいな。

清作:単純にかっこ良くて、楽しいことを今回の『Pretty good!!』でやってみました。

:アメリカのカルチャーは沖縄にとって身近で機能的だし、みんな好きなんだよね。ライヴでどんな感じになるかも楽しみだな。

 

新曲のアレンジの変化にも注目の『Pretty good!!』ツアー

ー新作『Pretty good!!』を携えて11月19日 沖縄を皮切りに「MONGOL800 Pretty good!! TOUR 2016-2017」全国26公演 ライヴハウスツアーがスタートしますね。

清作:前作、前々作のツアーはホールがメインだったので、改めて原点のライブハウスに戻る感じ。距離感も近いし、自分たちも楽しみ。新作『Pretty good!!』の楽曲、全部演っても35分。新曲+αの曲のラインナップも楽しめるライヴになると思う。

:久々あの酸欠の感じを味わえるな(笑)。

:2〜3年ぶりのライヴハウスツアー、やっぱりいいね。

ー地域によってもノリが違ったりするんですか?

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清作:沖縄のノリは、いい意味いつも参考にならない(笑)。シニカルな曲の反応も違うしな。『People People』のツアー時の反応も面白かった。

:沖縄の事を歌っているから、お客さんはよく知っている。当事者だからシニカルな曲の反応もしやすいし遠慮がない(笑)。

:県外で演ると、シリアスな内容なのでしっかりシリアスモードで聴いてくれる。

清作:そのメリハリは面白いな。

:ライヴの反応でツアー中にアレンジが変化していくな。

:お客さんと自然に盛り上がったとか、そういう部分を取り入れて、ファイナルが近づくにつれてがどんどん曲が整っていく。

ーそういう意味でも沖縄のお客さんは、幸せですね。ツアースタートの11月19日(土)沖縄 宜野湾 HUMAN STAGEと20日(日)の沖縄 桜坂セントラル2公演、そしてツアーファイナルとなる2017年1月28日(土)沖縄 ミュージックタウン音市場があります。

清作:どんな風に新作アルバム『Pretty good!!』のアレンジが変化したのかも感じることができると思うので、ぜひスタートとファイナルに来て欲しいですね。

ーさぁ! いよいよWWW!! 16です。改めて想いを。

清作:WWW!! 16の制作にあっては、周りの協力体制も素晴らしいし、スムーズに進行してきました。出演者もトリをとれる、そんな素晴らしいメンツが勢揃い!! さらに沖縄の音楽シーンをこれから盛り上げてくれる、粋のいいバンドの為のライブハウス枠を設けました。世代、ジャンルを越えたラインナップが実現です!「これ見逃すと二度と見れない」そんなWWW!! 16になります!!

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:このフェスは、演奏以外にやることがたくさんある。大変なんだけど、メンバー、スタッフ、出演アーティストのみんなが楽しみにしてくれている。会場全体がそんなバイブスで繋がってる感じがするんです。だから今年も全力です。2年に一度のモンパチのスペシャルなパーティー、ぜひ会場へ!!

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:俺は、原点に戻って全体を見渡しながらこのフェスのホストとしてアーティストのケアなどをしっかりやりたい。それがいい演奏にも繋がるし、お客さんの喜びにも繋がる。ここでしか見ることができないフェス、ぜひ楽しんで欲しい。

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清作:次回は2年後の2018年開催予定。ちょうどモンパチの20周年の節目の年。それに繋がる今年のWWW!! 16です。今回もきっと奇跡が起こります! その奇跡を目撃してください!!

全員: WWW!! 16であ〜そび〜ましょ!!

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【MONGOL800 PROFILE】
1998年結成。上江洌清作(Vo、B)、髙里悟(Dr、Vo)、儀間崇(G、Vo)。1998年、1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』リリース。2001年2nd アルバム『MESSAGE』リリース。2009年、2013年、日本武道館にて公演。2016年11月5日〜6日、主催フェスティバル「MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 16」を開催。最新音源は、2016年9月28日にリリースした8枚目のアルバム『Pretty good!!』 。11/19 沖縄ヒューマンステージを皮切りに全国26公演のライヴハウスツアーがスタートする。

  • 【MONGOL800/Pretty good!!】

    ARTIST:MONGOL800
    CD TITLE:『Pretty good!!』
    RELEASE:2016年9月28日
    PRICE:2,800円(without tax)
    CODE:HICC-4201
    詳細:MONGOL800 Website

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01.Cinderella/02.風鈴/03.Juicy fruits/04.Enjoy節/05.Take it easy/06.Brand new morning /07.rainbow/08.Old fashion love song/09.Just for you/10.Pretty good!!

★MONGOL800 Pretty good!! TOUR 2016-2017★

11/19沖縄ヒューマンステージを皮切りに 全国26公演ライヴハウスツアー決定!!
スケジュールなどの詳細はこちら!!

【MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16】

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日程:2016年11月5日(土) 6日(日)
時間:開場 11:00 開演 13:00
会場:沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
住所:〒901-0225 沖縄県豊見城市 豊崎5-1
料金:1日券 【前売】7,800円(全自由)
   2日通し券【前売】15,000円
問合:PMエージェンシー 098-898-1331
詳細:▶︎MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 16

総勢43組の豪華なアーティスト・ラインナップ!
タイムテーブルとにらめっこして2日間、思い切り楽しもう!!
【2016年11月5日(土)】
MONGOL800/うないぐみ/氣志團/佐野元春&THE COYOTE BAND/サンボマスター/スチャダラパー
SPECIAL OTHERS/10-FEET/東京スカパラダイスオーケストラ/夏木マリ/BRAHMAN/紫(MURASAKI)

奢る舞けん茜/Churashima Navigator/DOZAN11/DOBERMAN/NAMBA69/MIGHTY CROWN/Monster Rion/U-DOU&PLATY/ヨースケ@HOME wit ウクレレジプシー/BuheeeN(opening act)

【2016年11月6日(日)】
MONGOL800/オルケスタ・デ・ラ・ルス Guest アルベルト城間(ディアマンテス)、宮沢和史/THE king ALL STARS/SiM/チャットモンチー/Dragon Ash/ねごと/真心ブラザーズ/RIZE/RIP SLYME/レキシ/WANIMA

赤土(RITTO/HiNaLow/勇治/POPO JPHNY/DJ4 号棟)/浅草ジンタ/サイプレス上野とロベルト吉野/Sweet Hollywaiians/Tomoyuki Tanaka (FPM)/トレモノ/PORTRIVERS/RYUKYUDISKO/山嵐/Civilian Skunk(opening act)