2017.03.08

第一回 チキンと初体験|女社長35才 ヒヨッコ日記


ブエコブエコ
はいさーい!
寝ても覚めても頭はチキン、チキン、ブエノチキン!
お昼ご飯は照り焼きチキン、おやつにファミチキ、夕ご飯は丸焼きチキン。
沖縄の小さな町の小さなお店「ブエノチキン浦添」を
両親とともに営むブエコ35才。
ヒヨッコながら「世界のブエノチキン合同会社」社長になりました。
目指せ2号店はブエノスアイレス。
みなさま、どうぞよろチキン。
  • ブエノチキン
  • 「初めて」は甘美なる思い出である。

    初めての告白、
    初めてのデート、
    初めての発表会、
    初めての我が子の第一歩。
    初めての体験は強烈に脳裏に焼き付けられる。

    料理だってそうだ。

母サチコ(現67才)は
若かりしころ橋から身を投げようとしたが
初めて食べたモンブランケーキの
美味しさが頭をよぎり
もう一度食べるまで死ねないと
身投げを思いとどまったと言う。

初めて食べる料理、
しかもそれがとんでもなく美味しいものだった時、
それは人生さえも変える力を持つ。

今や世界中の料理が食べられる日本で
まだ食べたことのない料理がいくつあるだろう。

わたくしブエコ、35才。

沖縄のなんでもない街、浦添市にある
チキンの丸焼き専門店「ブエノチキン浦添」を
両親とともに営んでいる。

  • 全国から

沖縄では専門店も多く
当たり前に売られているチキンの丸焼きだが
本土ではなかなか珍しいらしく
全国から初めての味を求めてお客さまがやってきてくれる。

お客さまは全国から

ニンニクと玉ねぎ、ハーブ、
お酢などを混ぜ合わせた秘伝のタレに
新鮮な沖縄県産の若鶏を丸ごと2日間漬け込み、
米軍基地からの払い下げである
年季の入ったロースターで2時間かけて焼き上げる。

じっくり熱が通った鶏肉はふっくらジューシー、
それなのに脂がほどよくしぼられ、
タレのお酢と相まって驚くほどさっぱりした味わいだ。

ロースターで焼き上げ

両親が35年焼き続けるこのチキン、
初めて焼きたてを食べた時の衝撃は忘れられない。

「あいえーなー!なんね、この美味しさは!?」

外国人が「アンビリーバボー」と叫ぶのは
こういう気分なのだろうか。
思わず叫んだ自分がいた。

シンプルなのにクセになる。トリこになる。

そんなブエノチキンの美味しさに魅せられた私は
30才で脱サラ、二代目の道へと進んだ。

もっとたくさんの人に
アンビリーバボーな丸焼き初体験、
ブエノチキン初体験を味わってほしい。

そうしてヒヨッコ二代目として奔走して5年、
ついに会社も立ち上げた。

社名は夢や希望や愛を込めて
「世界のブエノチキン合同会社」。

世界のブエノチキン合同会社

なんでもない街の小さなお店、
勝手に世界の肩書きを名乗るブエノチキン、
果たして世界を驚嘆させる味になれるのか!?

まだまだ両親に頼りっぱなしのヒヨッコ社長だが
ファミチキとブエノチキン、
チキンをこよなく愛するもの同志
今日もチキンと、いや、キチンと営業中!


ファミマップ

ブエコ

- BUEKO

浅野ブエコ朝子
1982年、父コウエイと母サチコのDNAを完全に引き継ぎ誕生。沖縄尚学高校、立教大学を経て広告代理店に入社。コピーライターとして8年勤め30才に退社。愛してやまない両親の店「ブエノチキン浦添」2代目の道へ。2月には法人「世界のブエノチキン合同会社」を立ち上げ、世界進出を目論む。