2017.03.16

妄想企画室 こんな〇〇あってもいいのによ Vol.1


HabuBoxのアートディレクター太一さんと、アシスタントの安次嶺くんが送る、
ドゥーチュイムニー(独り言)に限りなく近い、妄想企画会議。

太一さん

みなさん初めまして。
HabuBoxというTシャツ屋で企画長をやっている、名嘉太一(なかたいち)と言います。

安次嶺くん

アシスタントの安次嶺(あしみね)です。

太一さん

僕は、HabuBoxで足掛け22年、Tシャツ屋にまつわる、ありとあらゆる仕事をして来ました。店の販売員、納品配達から始めて、今は企画運営の統括を務めています。難しく言うと、アートディレクターです。

安次嶺くん

まあ、分かりやすく言うと、デザイナーの監督って事ですよね。

太一さん

そんな感じだね。僕達のブランドHabuBoxは、1979年の会社設立と共に生まれました。名付け親は社長のボクネンです。木版画で近頃ちょっと有名系の人です。分かりやすく言うと、僕の父です。

安次嶺くん

さっきから、言い回しがややこしい気が…。

太一さん

色々とややこしいのよ、僕の背景が。

安次嶺くん

はいはい。それも追い追いみなさんに発表して行くとして、この連載はどういった内容なんすか?

太一さん

だからよね。これはね、普段何気ない生活の中で、僕がふと思った『こんなのあってもいいのによ』って言う、アイディアとか発見のタネを、妄想企画として広げてみようかと思ってるんだけどさ、どうかね?

安次嶺くん

それは、ファミマさんと何か関連があるんすか?大丈夫っすか?
(それって仕事っすか…)

太一さん

あるさ!みんなに関連するよ。こう言う妄想から実際の企画が生まれて、そしてビジネスに発展して行くんだよ、もっと言ったら世の中が豊かになるんだよ。沖縄から世界中が豊かになるかも知れんのだよ!

安次嶺くん

はいはい分かりました、じゃあ第一回のテーマは何系っすか?

太一さん

じゃあ早速妄想話する?ファミマさんに関連有り有りの。でも、あるあるネタかは分からんけどよ。

車社会に特化!こんなコンビニあってもいいのによ。

沖縄は車がないと生活がままならない。
沖縄は、主要な鉄道が発達していないので、車がないと生活がままならない。

沖縄のコンビニの発展と共に、社会人として育って来て、とてもコンビニにお世話になっているし、大好きな僕らのオアシス。でも、更に進化するとしたらどんななんだろうって考える事がある。

まず、車社会の沖縄。ガソリンスタンドとコンビニが合体すればいいのにって思う。そしたら一石二鳥じゃない?

安次嶺くん

ってゆーか、元祖のアメリカ(一部地域)では主流のスタイルなんじゃないっすか?多分。

太一さん

そーなの?そっか、やっぱしなぁ、沖縄もアメリカァ的だし、考えることが似てるねっ。で、やっぱりセルフがいいと思う。

安次嶺くん

なんでですか?

太一さん

恥かさー(シャイ)だからさ。

安次嶺くん

そうなんですか…。

太一さん

そう。沖縄ファミリーマートのファミカフェも、でーじ(とても)繁盛してるさ。で、ガススタもセルフ、洗車も出来て、カー用品も充実させればいいさ。

安次嶺くん

なるほど。でもスタッフはやる事増えて大変そうですね…。

太一さん

それは、言いっこなし!妄想なんだから。

安次嶺くん

分かりました。コンビニとガススタの合体ですね。

太一さん

そう、でもそれだけじゃなく、役所の手続きが出来ればいいのにって思う。コンビニが手数料取ってもいいから、24時間年中無休で窓口業務してくれたらいいのにって思う。

安次嶺くん

確かにそれは便利そうですね。でも、実際にコンビニで住民票が受け取れるサービスが受けられるらしいですよ。

太一さん

じゅんに!?(マジ!?)流石だね〜!

新しい公(おおやけ)のよりどころ、それがコンビニ。

  • 色々突飛な事言う様だけど、普段の買い物もコンビニで手早く済ませたい。大きいスーパーは色々揃うけど、大きすぎて買い回りがくたびれる。特に、休日の混雑時なんか、小さい子こどもを連れてくとナンギ(疲れる)だし、子どもにとって危険。休日はのびのび公園とかに行きたい。だから、仕事帰りに、ぱぱっとコンビニで買い物出来れば助かる。

    住民票(写し)と印鑑登録証明は以下市町村のファミリーマートで取得可能です。
    ・那覇市・沖縄市・豊見城市
    ・うるま市・読谷村・南風原町
    ・八重瀬町
  • コンビニで公のサービスをうけられる
    今度、ぜひ利用してみたいと思います。

安次嶺くん

なるほど。

太一さん

今のコンビニよりもう少し大きい規模で、例えばディスカウント品や、地域の産直野菜とか売ってたら最高。ただし、店が大きすぎないのがポイントだな。70坪ぐらいがいいな。

安次嶺くん

買い回りのための大きさですか?めちゃくちゃフユー(面倒臭がり)ですね。

太一さん

いや、大事な事よ。そしたら、僕の場合絶対そこに行くね。あと、Wi-Fiがあるイートインコーナーがあるといい。無料とは言わないよ、Wi-Fi+電源使用料が1日¥360ぐらいだったら払う。そしたら、僕はもうそこに暮らすかも知れないな。

安次嶺くん

なんなんすかそれ、もう何屋か分からないじゃないですか!して(それと)暮らすってなんすか、2階より上が賃貸なんすか?もうそれって、ちょっとした街じゃないですか。

太一さん

そうだねもう街だね、駅のない街にとってのターミナルだね。宅配受け取りや、保育園とのコラボとか、免許切り替え、パスポートの更新…もう無限だね。でも、何でこういうコンビニが無いのかな?あってもいいのによ~

安次嶺くん

無理でしょ。

太一さん

でも、コンビニこそ公のよりどころでしょ。どんどん便利に進化していくと思うし、画一化した形から、地域色を出した多様性へと発展して行くと思わん?

安次嶺くん

確かに、自分なんか(我々)にとって欠かせない存在です。でも、だからって言って出来る事に限りがあるし、何と言ってもあれじゃないっすか、駐車場の問題があるんじゃないですか?圧倒的に駐車場が足りないでしょ。車社会だからこそ。

太一さん

あ!そうか、そうなるか…。じゃあ分かった!コインパーキングも付けよう!

安次嶺くん

はいはい。今日はもう終わりましょうね。(←沖縄の丁寧語)

こんなコンビニあってもいいのによ


名嘉 太一

- HabuBox

プロジェクトコア 専務 ハブボックス アートディレクター
1975年生まれ沖縄県宜野湾出身
1993年:沖縄県立浦添工業デザイン科卒業
1995年:プロジェクト・コアへ入社、ハブボックスの出店や商品企画に携わる。2001退社。
1999年:テクノポップグループ『ストロベリーナプキン。』結成。楽曲を制作、スローに活動中。
2001年:国場陶芸にて、陶工見習い。
2005年:夫婦で『こちんだatelier』としてデザイン業を始める。パッケージデザイン、商品開発、ブランドロゴデザインなど。
2008年:プロジェクト・コア:ハブボックスの新店舗AKARAのプランニング、ブランディングを始める。
2010年:同社再入社。ハブボックスの商品開発デザインを継続『ぽろゆし』『カラビサソックス』『レキオシアンかりゆし』など手掛ける。
2014年:『カラビサソックス』がグッドデザイン賞を受賞。