2017.10.17

学P沖縄リーグ2017『想いを伝えるためのCMアイデア』と『消費者に届けるためのマーケティング戦略』を大プレゼン!


10/10(火)よりいよいよweb人気投票も始まった「学P沖縄リーグ2017」
前回の記事では、開発した商品の店舗流通をバックアップしてくれるスーパーバイザーへのプレゼンの様子をお届けしました。今回のレポートでは、学P全体の認知度を高めるために必要不可欠な、現在放送中のTVCMがどのように決まったのか、各大学プレゼンの様子をお届けします!

まずは、座学にて広告戦略について学びます。重要なキーワードは以下の3つ!
「Get」…CMは誰に向けてのものか
「To」…CMで何を実現したいのか
「By」…CMで何を伝えたいか

これを念頭に置きつつ、各大学個性溢れるプロデュース能力を発揮し、勝負はマーケディング部門へと突入します!

沖縄国際大学(クレープでつつむ紅いもパイフィーユ〜ザクッと食感!!〜)
努力×競争心を連想させる100m競争を舞台にしました。スタート前の映像と心の声をリンクさせ、内に秘めた熱をアピール。

琉球大学(エッグベネディク丼)
学Pを知らない人に存在を知ってもらうために、親近感のあるレンジャーを用いて元気付けるストーリーでの見せ方を提案。もはや琉球大学プレゼンの風物詩「全員で演劇風に再現」のお時間もありました(笑)

沖縄キリスト教学院大学(もっちり!ざっくり!きなこdeしゅー)
AKB総選挙のCMを例に取り、ドキュメンタリータッチの演出が、共感と応援欲をそそられると分析。各大学の舞台裏や、過去の学Pを遡るハイライトを流すなどする構成を提案しました。

沖縄県立芸術大学(シーサンクリームのもっちりパン)
巧みなカット割りや、カメラワークの見せ方など細部までイメージしやすい内容でした。30秒CM内でいくつも「学P!」の掛け声をブリッジ的な要素で取り入れテンポも意識していました。

名桜大学(トリくら弁当)
大学生のエネルギッシュさを伝えるべく「躍動感」と「スピード感」を表現するというコンセプトで展開。体型立てた丁寧なプレゼンが印象的でした。

沖縄大学(牛と豚と鶏プル丼)
画面一杯に各大学が開発した商品を見せるなどストレートなアイデアの構成も織り交ぜてきました。

沖縄女子短期大学(オムカレーおむすび)
7大学が参加する巨大なトーナメント表を陸上競技場に描き、頂上に向かって一斉に走り出すという斬新なアイデアで勝負しました。

審査結果発表、全体の舵取りをするチームは!?

通常、採用される案は1校なのですが、審査が難航し、今回は2校が採用されることに。今回選出されたのは…

沖縄キリスト教学院大学沖縄県立芸術大学の2大学でした!
発表された瞬間は「ワァー!」という歓声が挙がります。

「審査中は、揉めに揉めて殴り合いに発展しました(笑)県立芸大はムービーをすでに作っていて、計算ができているところと笑いの要素もあったことが評価されました。キリスト教学院大については、web投票などキャンペーン全体まで考え尽くされていると感じ、また『AorB?』の心理学に則った構図で訴求を煽るテクニックが盛り込まれていたのが選出理由です」と話す、担当の広告代理店BBDOの上野達生氏。


学校名が挙がって喜びの表情を浮かべる県立芸大チーム!


自然とWピースが飛び出るメンバーもいるキリ学チーム!


それから一週間後…またまた社内プレゼンと大奔走!

多くの商品を販売するには、社内での協力も必要!より多くの個数を発注してもらえるように、沖縄ファミリーマートのエリア営業担当に向けての商品と販促方法のプレゼンです。このプレゼンも点数化され、販売数・売上金額と合わせて重要な選考基準となるので、各チームも並々ならぬ気合が入ります!

琉球大学(エッグベネディク丼)
大胆にもファミマ営業部に向けたコール&レスポンスで「エッグベネディク丼」の存在を声に出して覚えてもらう作戦に。店舗販売ではインスタグラム風のボードを手作りし、写真を撮って拡散してもらっての知名度向上を狙います。

 

沖縄大学(牛と豚と鶏プル丼)
ワンコインで3種のお肉を含んだ8種の具材が食べられるガッツリ感を強調するため、陳列の場所も真上から目線が入る下段の中央をリクエスト。このあたりは、しっかりとチーム担当SVと作戦を練り上げた様子が伺えます。

 

名桜大学(トリくら弁当)
発注個数についても営業陣にリクエスト。販売期間中の2週目は落ち着いてくると見立て、その中でロスを考えて朝便をひとつ減らすなど的確な要望を届けました。「ひとつでも多く売っていきますので、ひとつでも多くの発注をお願いします!」と魂の一言も。

 

沖縄女子短期大学(オムカレーおむすび)
「オムカレ—」は、隠し味に島とうがらしの粉末を入れた沖縄らしいスパイシー。パッケージは「オコジョのオキジョさん」というキャラクターを登場させ愛くるしさを表現しています。

 

沖縄県立芸術大学(シーサンクリームのもっちりパン)
強みであるイラストを用いて、これまでの工程や開発コンセプトを楽しく説明してくれました。1日25個以上の発注で、先着40店舗にレジ横や販売ブースに掲げられるオリジナルPOPをプレゼントする、社内キャンペーンを展開することに!このあたりはクレバーさを感じられずにはいられません!

 

沖縄キリスト教学院大学(もっちり!ざっくり!きなこdeしゅー)
和と洋の良いとこ取りをした味わいと、食感にこだわった自信の商品。陳列方法も目線の高さの一列全てに並べて欲しいと強めのリクエスト!その攻めの姿勢を裏付けるかのように、自らも店頭販売には大学が少ない北部、ひいては沖縄最北端の奥間ビーチ前店にまで出向いて、学Pを盛り上げようと前のめりの姿勢です。

 

沖縄国際大学(クレープでつつむ紅いもパイフィーユ〜ザクッと食感!!〜)
学内での販促活動に特に力を入れるとのことで、ポスターや垂れ幕を学内に目立つように掲示、驚くべきは学内のデスクトップPCの壁紙に広告画像を貼り付けるアイデア!また、各講義にメンバーが出向いて商品紹介の時間を設けてもらうそうです。店舗販売では伊江島に行くほどの力の入れようです。

 

メンバー自ら商品の説明や、販促方法のリクエストを添えて試食品を渡していきます。

「商品の開発背景やコンセプトを知れることは、実際に現場で売る我々にとっても、非常に良いPR材料になる」とは社員の方の声。

想いと熱意が人のココロを動かし、そのココロを動かされた人がまた次の人のココロを動かし、魂のこもった商品が消費者に届くわけですね。

学P全体と、チーム商品のPRを上手く両立させることが「学P沖縄リーグ2017」成功の鍵。大学別の対抗戦とはいえ、相乗効果で全体を盛り上げていこうという良いライバル関係が作られて来ました!
そんな各大学の努力はどのような形で実ったのか…?
web投票の締切は残り1週間を切っています。ぜひ店舗でお手にとってお試しください!!