NEW 2019.07.29

沖縄「城(グスク)」紀行【第1回】世界遺産の有名グスクだけじゃない!「コレもお城!?」沖縄の知られざるグスクをいっぱい回ってきました!ファミマに寄ってからだけど。


城=グスク」それは、沖縄という土地に深く根ざしたモノ。豊見城(トミグスク)や中城(ナカグスク)などなど、沖縄には「城」が入った地名って多いですよね。琉球王国時代に築かれたグスクの役割には諸説存在しますが、石積みの城壁で囲まれた場所は沖縄の人々にとってなじみ深いもの。グスクまたはスクと呼ばれるその遺跡は沖縄全域に大小様々な形で300以上存在しているといいます。

玉城グスクの城門

2000年には首里城をはじめとした『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が世界遺産に登録され、グスクの存在が日本全国いや全世界的にも知られることとなりました。

首里城の守礼門

首里城のような絢爛さを誇るグスクには毎日多くの観光客がつめかけています。しかし、多くのグスクは「石と原っぱ…」みたいに見えてしまうことも確か。だけれど少しマイナーなグスクにも、きっとたくさんの魅力があるはず!グスクを巡りに巡る合間でファミマに寄って、グスク旅に興じてみたい!春の陽気に誘われて出発です!

石田グスク(那覇市繁多川)

今回のグスク旅は、その道中にある沖縄ファミリーマートを訪ねながら向かいます。沖縄の人々に親しまれているという意味ではグスクとファミマは近しい存在、ちょうど数も似ています。少し強引に感じられるかも知れませんが、きっと気のせいです!

ファミリーマート首里寒川一丁目店
ファミリーマート首里寒川一丁目店(那覇市首里寒川一丁目102-2)    取材日:2019年4月9日

まず、うかがったのは「首里寒川一丁目店」。
店長さんに「この近くにグスクってありますか?」と、いきなりの質問をぶつけたところ最寄りの「石田グスク」までの道のりを丁寧に教えてくれました。つづけて、
グスクに合うファミマの食べ物とかありますか?」という、相当ご迷惑な質問にたいして「沖縄限定おむすびポーク玉子シリーズ」をオススメしてくれました。そのラインナップから「油みそ」をチョイス。グスクのお膝元で食べるのが楽しみです。店長さん、お世話になりました!

ファミリーマート首里寒川一丁目店前ののぼり
首里寒川一丁目店では首里城公園の入場券を販売中    取材日:2019年4月9日

石田グスク(那覇市繁多川)は、住宅街の中にひっそりと佇んでいます。石碑の隣には祠があります。多くのグスクには御嶽(うたき)や拝所(うがんじゅ)があり、琉球の神様や神様となった祖先に会える場所なのです。城という漢字があてられているグスクですが、いわゆる戦いのためのお城としての機能だけではなく、神様がまつられた聖なる場所、信仰の対象でもあったとされています。

石田グスクの祠

石碑と拝所らしき祠の右手、道を挟んだ先には立派な石段があり、階段を登った先には…! 何があったのでしょうか?すっかり更地です。多くのグスクが昔ながらの姿をそのまま留めているわけではありません。

石田グスク石段
石田グスク石段の先には!
石田グスク石段

沖縄で石垣づくりのグスクがつくられ始めたのは14〜15世紀頃。日本各地に見られるいわゆる「お城」で石垣が用いられるようになるのは16世紀後半の信長や秀吉の時代。ここ沖縄では本土にさきがけること100年以上前から石垣を築いていたそうです。この石田グスクの詳しい歴史は定かではありませんが、長い歴史を経て形をとどめていないグスクも多いようです。想像力をフル回転させて「ここにグスクがあったんだなぁ」と、その面影をしのびつつ、油みそおむすびで燃料補給します。

沖縄ファミリーマート限定販売おむすびポーク玉子シリーズ油みそ※掲載情報は2019日4月9日現在のものです

すっかり住宅街に姿を変えてしまったような場所にも琉球王国の香りを感じることができました。
さあ!次なるグスクに移動です。その前にファミマに寄ります。

ファミリーマート豊見城インター前店(豊見城市字平良573番1)    取材日:2019年4月9日

訪れたのは「豊見城インター前店」。
那覇の市街地を離れ、見上げる空の面積もずいぶん大きくなってきました。コチラの豊見城インター前店で買うものはもう決まっています。そう!「とろーり半熟卵のデミハンバーグ丼」の一択です。

※掲載情報は2019年4月9日現在のものです。 とろーり半熟卵のデミハンバーグ丼は、現在販売を終了しています

デミグラスソースと半熟卵がご飯にからむ事によって産まれる極上のハーモニーに期待が高まります。デミグラスソース、デミグラスソース、デミグラスソース…。そう!ネクストグスクはテミグラグスク。美味しそうな名前に誘われて到着です。

テミグラグスク(八重瀬町当銘)

こちらは、現在西部プラザ公園として整備されています。テミグラグスクのあった場所「テミグラの杜」と、拝所や古墓が点在する「金満の杜」を東西につなぐ園路は「ウマチーロード」と呼ばれています。これがなんとも壮観で、さながら『万里の長城』です!

ウマチーロード自体は後世に建てられたものだと言いますが、すでに歴史を感じさせる風合いを帯びています。野鳥観察棟を配し美しく整備された園内を左手に見ながらウマチーロードを進んでいくと、テミグラの杜の頂上、テミグラグスクにたどり着きます。今は自然観察の森として整備されているテミグラの杜は古来「クサティムイ」と呼ばれ祭祀がおこなわれた御嶽の杜だそうです。

グスク広場にはいくつかの拝所が残されています。広場の奥には琉球らしい色合いを魅せる赤瓦があざやかな東屋が。それではコチラで「とろーり半熟卵のデミハンバーグ丼」いただきます。

※掲載情報は2019年4月9日現在のものです。 とろーり半熟卵のデミハンバーグ丼は、現在販売を終了しています

デミグラスソースをまとったハンバーグが白米のポテンシャルを最大限に引き出して美味しかったです!テミグラグスクでデミグラ丼を食べる、というささやかな夢がひとつ叶いました。高台まで登ってきた汗が報われます。ごちそうさまでした。

八重瀬町まで南下を果たした沖縄グスク紀行。第1回はココまで。次回は南城市のグスクロードを訪ねます。グスクロードの道沿いには多くのグスクが点在し見どころ満点!そして、その道中では沖縄における祈りの原点を感じさせてくれる驚きの出会いが待っていたのです。次回『沖縄グスク紀行』第2回にご期待下さい!

沖縄グスクマップ取材日:2019年4月9日
取材・撮影・記事:山本真己