注目 2024.05.07

5月10日は「黒糖の日」!沖縄ファミマの黒糖フェア「黒糖おいしさ再発見!」企画がやってくる!


沖縄を代表する特産品である「黒糖」は、ムーチーやチンビン、タンナファクルーといった郷土菓子をはじめ、沖縄ぜんざいなどのご当地スイーツにも欠かせない存在。

今回は黒糖の魅力に迫りながら、沖縄ファミリーマートの黒糖フェアをご紹介します!
風味豊かな黒糖をふんだんに使ったパン&スイーツのラインナップを乞うご期待!

沖縄の豊かな自然が育む「黒糖」

自然豊かな沖縄で、太陽の光をたっぷり浴びて育ったサトウキビを原料とする「黒糖」。

沖縄の特産品としても名の知れた黒糖は、栄養価も高く、風味豊かでコクのある甘さが特徴です。
最近では黒糖を使ったカフェドリンクやスイーツもよく目にしますよね。

今回は、沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合の宇良勇さん、伊地秀明さんに黒糖にまつわるお話をおうかがいしました!


写真:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合 宇良勇さん(左)、伊地秀明さん(右)

黒糖の起源

黒糖の歴史はおよそ400年前、琉球王国時代まで遡ります。1623年に琉球王国の士族・儀間真常が福建省(中国)に使者を送り、製糖の方法を学ばせたことが始まりとされています。

清にならい導入した技法は「二転子三鍋法(にてんしさんなべほう)」といい、牛を動力にサトウキビを搾り、そのまま煮詰めた後、桶に入れて冷やすことで黒糖の固まりを作り出す方法でした。

この砂糖車(サーターグルマ)の活用により黒糖製造は本格化し、琉球王国の財政を支える重要な産業になったと言われています。ちなみに、当時の黒糖は琉球の経済基盤を担う産業=売り物としての側面が強かったことから、民衆が表立って口にできる機会は少なかったのだとか。

写真:砂糖車/サーターグルマのイメージ(地域の生活・文化データベース)

黒糖ができるまで

黒糖の原料といえば、言わずと知れたサトウキビ。
それではみなさんは、サトウキビがどのように黒糖に変身するのか、その過程をご存知ですか?


写真:PIXTA写真素材

サトウキビが糖分を貯える12月から4月にかけて、製糖工場は稼働します。収穫後のサトウキビは時間が経つと品質が落ちてしまうため、必要な分だけを刈り取り、トラックに載せて工場へと運びます。(沖縄に住んでいる方なら、トラックに山のように積まれたサトウキビを一度は目にしたことがあるはず!)

工場に運ばれた時点のサトウキビは、全長2メートルほどの長さがあり、竹のような節があります。まずはサトウキビを短く切断してから圧搾工程に移動。圧搾機で数回にかけて汁を搾り取ります。沈殿・濾過の工程では、サトウキビの汁を加熱して凝固した不純物を沈殿させ、きれいな上澄み液だけを抜き出します。取り出された上澄み液をさらに何段階かに分けて加熱し、濃縮。その後、攪拌しながら空気を含ませ、冷却を施すことで黒糖が完成。


資料:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合

サトウキビの刈り取りから商品になるまで、手間ひまかけて丁寧に作られる黒糖。
地域によって製造工程に多少の違いはあるそうですが、新鮮なサトウキビの汁をそのまま煮詰めたものが「沖縄黒糖」として流通します。

そしてなんと、サトウキビの搾りカス(バガス)は燃やすことで工場を動かす燃料となり、製造工程で出た残渣(ケーキ)は畑の肥料として循環活用できるとのこと。沖縄黒糖の在り方そのものが環境にも人にも優しいSDGsな存在となっています。

黒糖ができるまでの過程は映像でもご覧いただけます。 ▶ 黒糖ができるまで(波照間島産黒糖)

黒糖の豆知識

沖縄県民にとって身近な存在だからこそ、黒糖について知らないことも多いはず。
続いては黒糖に関する豆知識をいくつかご紹介します!

①八つの島で作られる黒糖「八島黒糖」

現在、黒糖を製造・県外に出荷しているのは、伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の八島のみということをご存知でしたか?



資料:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合


各島の製法に大きな違いはありませんが、土壌や天候、サトウキビの品種や栽培方法などの違いが、黒糖の味にそのまま反映されています。
伊江島産の黒糖はあっさりとした甘さ、多良間島産はガツンと濃厚な甘さ…などなど、色や形、風味も島ごとに異なります。

同じ島の黒糖でも、年によって味に微妙な変化が見られる点も面白いポイント。その年の天候や畑の状態による影響なのだとか。
各島の黒糖それぞれに魅力がありますので、食べ比べて「推し黒糖」を探してみるのもおすすめです!


写真:八島黒糖

②”本物”を見極める!沖縄黒糖の商標マーク

日本全国の年間の含蜜糖流通量はおよそ3万5千トンで、そのうちの8千トンが(全体の約2割)が「沖縄黒糖」。残りの割合は、中国やタイなどから輸入した「輸入黒糖」、粗糖に糖みつや黒糖などを混合した「加工黒糖」が占めていると言われています。

「せっかくなら本物の沖縄黒糖を味わいたい!」「でもどうやって見分けたらいいの?」という方、ご安心ください!

黒糖は、商品の原材料表示が「さとうきび」となっており、黒糖マークを目印にお確かめいただけます。
下記のマークを目印に、安心安全で美味しい、高品質な沖縄黒糖をお楽しみください!


資料:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合

③料理をもっと美味しく!ちょい足し黒糖

黒糖が持つ深いコクと濃厚な甘さは料理でも大活躍!
黒砂糖協同組合の宇良さん、伊地さんに、黒糖を使ったオススメのちょい足しレシピを聞いてみました!

沖縄県黒砂糖協同組合  宇良さん

私はね、黒糖はそのままかじるタイプなんです。素材そのままが美味しいと感じているので。でも最近は認識が変わったことがあって、例えば黒糖とコーヒーの組み合わせ。今までは「お互いの味が喧嘩するんじゃないかな?」と思っていたのですが、実際に飲んでみると上手くマッチしてて素晴らしいですよね。最近ではカフェやコンビニでも黒糖を使った商品をたくさん目にするようになって、幅広い世代に黒糖を楽しんでもらう機会が生まれているので嬉しく思っています。

沖縄県黒砂糖協同組合  伊地さん
私が最近ハマっているのは、カレーに黒糖を入れるちょい足しアレンジですね。レトルトカレーを日頃からよく食べるんですけど、その中にかちわり黒糖を1欠片、2欠片ほど入れるだけでコクと甘さが出て上品な味わいになるんですよね。黒糖(砂糖)自体が所謂スパイスの類なので、上手い具合に味が馴染むんです。手軽にできるので色々と試しながら食べてます!


資料:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合

そのまま食べても良し、料理のスパイスとしても無限の可能性を感じますね!
ミネラルや鉄分、カルシウムを含む栄養価の高い黒糖ですが、なんとガンの発症率を抑える効果が期待できるというデータもあるのだとか。

カレーだけでなくすき焼きや肉じゃがのちょい足しアレンジもオススメとのこと!
皆さんも美味しくて栄養価の高い黒糖を、手軽に日常に取り入れてみましょう!

5月10日は「黒糖の日」!

2010年、沖縄県では新黒糖の旬にあたる5月10日を「黒糖の日」と制定、沖縄県産黒糖の消費拡大に取り組んでいます。

そして沖縄県黒砂糖協同組合では、「5月10日 黒糖の日」にちなんだイベントを開催!
沖縄黒糖を使った商品をお買い求めいただける出店ブースはもちろんのこと、名だたるゲストを招いてのラジオ公開生放送や、お笑いライブを楽しめちゃいます!

イベント情報「5月10日は黒糖の日」
・開催日時:2024年5月10日(金)10時~18時
・開催場所:サンエー浦添西海岸 パルコシティ(1F マーケットプラザ)
・詳細は沖縄県黒砂糖協同組合HPをチェック!



今回取材にご協力いただいた沖縄県黒砂糖協同組合の宇良さん、伊地さんは、「これからも沖縄黒糖の発展と継続のために啓発活動に取り組んでいきたい」と意気込みを語ってくれました。

黒糖の製糖方法が沖縄に伝わって400年余り。
黒糖作りに情熱を注いできた人々に想いを馳せながら、これからも黒糖を食べて知って学んでいきたいものですね!
黒糖に関する情報は、黒砂糖協同組合の公式サイト等からさらに詳しくご覧いただけます。ぜひチェックしてみてください!

取材協力:沖縄県黒砂糖工業会・沖縄県黒砂糖協同組合
公式サイト:https://www.okinawa-kurozatou.or.jp
僕らが沖縄黒糖を食べる理由:https://www.okinawa-kurozatou.or.jp/bokukoku
公式SNS: YouTube / Instagram / X(旧Twitter) / TikTok

沖縄ファミマの黒糖フェア「黒糖おいしさ再発見!」

味も歴史も深~い黒糖ですが、沖縄ファミリーマートでも黒糖フェアを開催!
全部で8アイテムの豊富なラインナップ!今回はその中から4アイテムをご紹介します!

黒糖づくしパフェ



黒糖ゼリーに黒糖ムースを重ねて、ホイップクリーム、黒糖きな粉味のホイップクリームをしぼりました。さらに黒糖わらびもちと、アクセントに黒糖ちんすこうクランブルをトッピング。一口目から最後まで、黒糖の味わいを存分に楽しめる贅沢なパフェです。

<商品情報>
商品名:黒糖づくしパフェ
販売期間:2024年5月7日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:320円(税込)
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
詳しくはこちら

黒糖わらびもち



濃厚な黒蜜ソースを、やわらかな黒糖わらびもち生地で包み、きな粉をまぶして仕上げました。とろりとした黒蜜ソースにふるふる食感のわらびもち、香ばしいきな粉の相性がたまらない黒糖スイーツです。

<商品情報>
商品名:黒糖わらびもち
販売期間:2024年5月7日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:220円(税込)
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
詳しくはこちら

黒糖蒸しパン(アガラサー風)



西表島産黒糖を生地に練り込んだ、ふんわり、しっとりとした口当たりの黒糖蒸しパン。生地表面には黒糖をトッピングしました。黒糖風味豊かなやさしい食感が特徴の昔懐かしい蒸しパンです。

<商品情報>
商品名:黒糖蒸しパン(アガラサー風)
販売期間:2024年5月7日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:160円(税込)
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
詳しくはこちら

黒糖メロンパン(ミルククリーム入り)



伊平屋島産、与那国島産の加工黒糖を中生地とビスケット生地に使用したメロンパンです。メロンパンの中にはミルククリームをはさみました。黒糖の風味豊かな味わいをお楽しみください。

<商品情報>
商品名:黒糖メロンパン(ミルククリーム入り)
販売期間:2024年5月7日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:150円(税込)
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
詳しくはこちら

まとめ

沖縄で古くから親しまれる黒糖。
沖縄のお菓子やスイーツに使われる黒糖は、普段から何気なく口にする機会も多いかと思いますが、その魅力は美味しさだけではありません!

これから少しずつ暑くなる季節、日々の癒しと活力に黒糖を取り入れてみるのもオススメです。
沖縄ファミリーマートがお届けする、ほろ甘くて懐かしい黒糖風味をぜひご賞味ください!

フェアの詳細はこちらから ▶ 「黒糖おいしさ再発見!」