
沖縄ファミリーマートが「沖縄元気生活応援団」をテーマにお届けする「地域ド密着プロジェクト」。
第3弾となる今回は、市制20周年を迎える「うるま市」とタイアップ!
地域の魅力溢れる名店や特産品を活用した商品を、2025年7月8日(火)より沖縄ファミリーマート全店で発売します!
「地域ド密着プロジェクトうるま市編」について、詳しくはコチラ!
コラボ商品をご紹介する前に、まずはうるま市の魅力を大公開!
沖縄本島中部にある「うるま市」は、美しい自然と豊かな文化が息づくまち。
「珊瑚の島」とも呼ばれ、歴史あるスポットや伝統文化、そして自然の魅力がぎゅっと詰まったエリアです。
今回は、うるま市観光物産協会の伊波菜々さんにお話を伺い、うるま市の見どころやおすすめポイントをご紹介します!
取材協力・写真提供:一般社団法人 うるま市観光物産協会

一般社団法人 うるま市観光物産協会 伊波菜々さん
目次
うるま市ってこんな場所!歴史と文化が息づく地域
―伊波さん、本日はよろしくお願いします!
―うるま市の魅力をお話しいただく前に…まずは「うるま」という市名の由来について、教えていただけますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
「うるま」という言葉には「珊瑚の島」という意味があると言われています。その名のとおり、うるま市はコバルトブルーの美しい海に面した、風光明媚なまちです。
海や空など、自然が美しいことはもちろんですが、うるま市ならではの文化や名所もたくさんあるので、たっぷりご紹介したいと思います!

―ありがとうございます。それでは引き続き、うるま市の観光地についてもお聞かせください!
沖縄屈指のドライブコース「海中道路」
―うるま市といえば「海中道路」が有名ですが、代表的な観光スポットとしてどのような魅力があるでしょうか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
「海中道路」は、観光客にも人気のドライブスポットで、うるま市を代表するランドマークのひとつですね。
一般的な橋とは異なり、埋立てによって造られた全長約5kmの道路で、四方に広がる海を眺めながら走ることができます。目線の高さに海が広がっているので、まるで海の上を駆け抜けているような気分になれるんです!さらに、遠浅の地形だからこそ見られる、コバルトブルーからエメラルドグリーンへと変化する海のグラデーションも大きな魅力です。そうした点も、うるま市の海中道路ならではの特徴ですね!

―実際、伊波さん自身は海中道路によくドライブに行くんですか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
海中道路にはお仕事でよく行きます(笑)
実は…私が個人的におすすめしたいのは、「早朝の海中道路のドライブ」ですね。空に昇る朝陽を眺めながらドライブする時間が、もう本当に格別なんです!日中とは違う雰囲気を味わえるので、ぜひ早朝ドライブも試してほしいです。もちろん、ドライブに限らず、サイクリングやウォーキングコースとしてもおすすめです!夜は平安座海中大橋がライトアップされているので、朝昼晩で違った表情を楽しめますよ。
海中道路から繋がる「4つの島」
―海中道路で渡ることができる、「4つの島」の魅力について教えていただけますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
うるま市には有人島が5つあって、そのうちの4つが海中道路の先にある、浜比嘉島・平安座島・宮城島・伊計島です。
その中でも特に観光客に人気があるのが浜比嘉島ですね。島の景観が美しいのはもちろんですが、浜比嘉島には、琉球開びゃくの祖神・アマミチューとシルミチューが住んでいたという言い伝えがあり、「神聖な島」として有名なんです。
地元の方々がとても大切にされている場所なので、拝所を訪れる際は「お邪魔します」、お帰りの際は「ありがとうございました」の気持ちを持っていただけると嬉しいです。

左:シルミチュー/右:アマミチューの墓(※ルールとマナーを守り、環境美化にご協力ください)
―浜比嘉島の方々にとって大切な場所だからこそ、訪れる際は感謝と敬意の気持ちを忘れずに過ごしたいですね。
―それでは、他の島々の魅力についても教えてください!

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
続いては平安座島ですが、石油基地の通り沿い、真っ直ぐ伸びる護岸に描かれた「護岸アート」は見応え抜群です!
例年11月頃に開催される「平宮護岸アートコンクール」で、うるま市内の小中学生が創意工夫をこらした護岸アートを描いてくれるんです。出題されるテーマも毎年異なっていて、昨今は“映え”を意識した作品も多いですね。車でドライブしながら…というのも良いですが、サイクリングやウォーキングをしながらゆっくり見ていただけたらと思います。お気に入りの護岸アートを見つけたら、ぜひ記念に写真を撮っていただけたら!


- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
そして宮城島といえば、やっぱり「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」と「果報バンタ」ですね。
(※果報(かふう)=「幸せ」、バンタ=「崖、岬」という意味)
ぬちまーす観光製塩ファクトリーは、工場を無料で見学できますし、直営ショップでしか手に入らないお土産やオリジナルグッズが販売されています。2階はレストラン・カフェになっていて、ぬちまーすを使った塩ソフトクリームが絶品なんです!テラス席もあるので、ソフトクリーム片手に果報バンタの絶景を楽しんでほしいです。


- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
最後は伊計島ですが、観光で訪れるなら「伊計ビーチ」がおすすめです!
遊泳はもちろん、マリンアクティビティやバーベキューも楽しめるので、家族や友達と楽しめるスポットですね。
(岩礁に囲まれているため)高い波が来ない天然ビーチなので、小さなお子さんも安心して遊べます。


- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
実は…今、伊計島で今もっともアツいスポットは「伊計島共同売店」なんです!
100年も前から営業している共同売店で、当時から島のリビングとして機能していたそうです。今は車で海中道路を渡ればすぐに買い物に行けますが、昔はそうもいかないですよね。加えて、島の子どもからお年寄りまで、「地域の人を見守る」という意味でも大切なコミュニティの場所だったんです。
時代の移り変わりに伴って共同売店の役割が徐々に衰退していく中、現在は伊計島の自治会長さんが一念発起して新しいことにチャレンジしてくれています。地元の人たち特製のお土産を置いたり、イートインスペースを作ってポップアップイベントを開催したり。今では「観光スポットでもありながら、昔ながらの雰囲気を残す共同売店」という”新しい交流の場所”として盛り上がっています!
“何もない”がある島「津堅島」
―海中道路を渡って行ける4つの島についてご紹介いただきましたが、もう一つの有人島「津堅島」についても教えてください!

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
うるま市で唯一、船で渡る津堅島は、フェリーで30分・高速船で15分の位置にある「気軽に行ける離島」。人口は300人ほどで、のどかな島です。
キャロットアイランドとして有名で、「津堅にんじん」というブランド人参が特産品です。その象徴として、島の高台には人参の形をした「ニンジン展望台」が建っています。

―甘くて美味しいと有名な「津堅にんじん」ですが、どこで購入できますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
津堅にんじんの収穫時期は、2月頃から4月頃です。その時期になると、主にうるま市の農水産品直売所「うるマルシェ」で販売されます。
店頭に並ぶとすぐ売り切れてしまうほど人気ですが、運よく出会えたらぜひ一度召し上がってみてください!

―津堅島のディープな観光スポットや観光情報はありますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
津堅島では、「音楽で島おこし」をコンセプトにスタートした『津堅島ミュージックアイランドプロジェクト』に取り組んでいます。毎日昼12時になると、津堅島の民宿・神谷荘を会場に、民謡を中心とした音楽ライブを行っているんです!YouTubeでもライブ配信しているので、ぜひご覧ください。
民宿・神谷荘の目の前にはトゥマイ浜というビーチが広がっているので、実際に足を運んでみるのもおすすめです。のどかな島の風景とは少し変わって、現代風のビーチにアレンジされている穴場スポットです!
ユネスコ世界遺産「勝連城跡」
―海中道路や有人島に次いで、有名な観光スポットといえば「勝連城跡」かと思いますが、その魅力について教えてください!

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
「勝連城跡」は2000年に、ユネスコの世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして登録されました。
史跡として巡るときに注目してほしいポイントは「石垣の曲線美」ですね。史跡ファンの方からも「曲線が美しい」と評判です。
さらに、勝連城跡内で最も高い位置に築かれた「一の曲輪(くるわ)」からは、南は知念岬、北はヤンバルまでの太平洋を一望できます。


- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
勝連城跡のふもとには「あまわりパーク歴史文化施設」があるので、城跡に登る前に、歴史や見どころを確認しておくとさらに楽しめるかと思います。
そして勝連城跡といえば、10代目城主であり、勝連の英雄でもある阿麻和利(あまわり)の存在も欠かせません。うるま市内の中高生が演じる、現代版組踊「肝高の阿麻和利」は、勝連城跡 最後の城主・阿麻和利の半生を描いた大迫力の舞台です。定期的に公演も行っているので、勝連城跡を訪れる前にぜひチェックしてみてください!

写真提供:あまわり浪漫の会
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うるま市の「闘牛のまち宣言」
―自然や歴史の魅力にあふれるうるま市ですが、続いては伝統文化・伝統娯楽の「闘牛」についてお聞かせください!

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
うるま市をドライブしていると、牛の散歩を目にする機会もあると思うのですが、うるま市、特に石川地区では盛んに闘牛が行われています。2019年には、闘牛文化の未来への継承を目指し、「闘牛のまち宣言」を発表しています。
観光という観点からは、「闘牛という文化を観光客に知ってもらうこと」「闘牛ファンになって大会に足を運んでもらうこと」を目標に、“観光闘牛”としてPRしています。

―「闘牛」という文化に馴染みのない方に対しては、どのように闘牛の楽しさを伝えていますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
“観光闘牛”では、通常の闘牛よりもビギナー向けのプログラムを用意しています!
1時間程度のプログラムの中で、闘牛実況アナウンサーの伊波大志さんが闘牛文化や牛の種類、角の種類など、初心者にも分かりやすく解説してくれるんです。説明後は、闘牛の練習試合を観戦してもらう流れになっています。

―観光闘牛のプログラムを通して、初めて闘牛文化に触れる方は、どのような反応をされるのでしょうか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
闘牛を観戦したことのない方からすると、恐らく試合を見ても何が楽しいのかわからないことが多いと思うんですよね。一見、「牛がぶつかり合って争っている」という光景にしか見えないので。そんな知識ゼロの状態の方に、「どんなルールなのか」「どういった技があるのか」「速攻型なのか粘り型なのか」など、丁寧に解説していくと、最終的にはほとんどの方が「本物の闘牛の試合も観戦してみたい」と仰ってくれます!
―今後、観光としての「闘牛」に期待していることは?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
県内のどの市町村にも共通するのですが、「沖縄旅行といえば青い海・青い空」をPRする地域が多いと思います。うるま市の闘牛は、新しい沖縄の魅力を求めている人にはうってつけのコンテンツなので、うるま市観光のさらなる起爆剤になることを期待しています。そして闘牛をフックに、市内の様々な歴史や文化、観光スポットにも興味を持っていただけたら嬉しいです!

うるま市の「闘牛」については、沖縄ファミリーマートYouTubeで紹介中!
闘牛実況アナウンサーの伊波大志さんが闘牛の魅力をたっぷり紹介してくれています!
【沖縄ファミマ】うるま市の闘牛がヤバすぎた!最強の牛にまたがって爆笑ハプニング発生!?【地域ド密着】
他にもあります、うるま市の魅力!
―うるま市の魅力についてたっぷりお話していただきましたが、ここ最近で「このスポットが意外な盛り上がりを見せた」と感じたことは?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
そうですね。最近だとうるま市を舞台にしたアニメ『沖ツラ(沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる)』の影響で、作品内に登場したスポットへ聖地巡礼に訪れる方も大勢いらっしゃいますね。特に具志川公民館には、キャラクターが描かれたオリジナルマンホールが設置されているので、立ち寄る観光客の方も多いそうです!
先日、沖ツラのロケ地マップと限定グッズに関する情報も公開したので、今後もさらに盛り上がることを期待しています!
―伊波さんが「もっと注目してほしい!」と感じるスポットはありますか?

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
個人的には具志川にある「安慶名城跡」にも足を運んでいただきたいですね。
自然の断崖と急斜面を利用したグスクで、荘厳な雰囲気が漂っています。
※ただし、専用駐車場は封鎖されているので公共交通機関のご利用がおすすめです。
それから、宮城島の「シヌグ堂バンタ」もおすすめです。伊計島や金武湾を一望できる最高の穴場スポットなんです。…が、写真で見るよりも実際に見た方が感動すると思います(笑)
石川にある「CAVE OKINAWA」の鍾乳洞も、幻想的なライトアップを楽しめるので行ってみてほしいですね。

左:安慶名城跡/中央:シヌグ堂バンタからの景色/右:CAVE OKINAWA(鍾乳洞)
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伊波さんからのメッセージ

- うるま市観光物産協会 伊波 菜々さん
私は長野県出身で、沖縄出身の主人と共にうるま市へ移住しました。移住を機に、「この地域のことをもっと深く知りたい」と思うようになり、7年ほど前からうるま市観光物産協会で働いています。
実際にうるま市で暮らしてみて感じたのは、自然や歴史文化の魅力と、暮らしやすさがちょうどよく調和していること、そして何より、人の優しさと温かさです。
うるま市の外から訪れたからこそ気付ける、”まちの良さ”があると思います。他の地域の方々にもこのまちに興味を持っていただき、実際に足を運んでもらえたら嬉しいです。
自然、文化、歴史、そして人の魅力がぎゅっと詰まったうるま市に、ぜひお越しください!お待ちしております。
今回は、うるま市観光物産協会の伊波菜々さんにお話を伺いました。
うるま市に暮らす人ならではの視点で、たくさんの魅力を教えていただき、本当にありがとうございました!
わかるかな?うるま市クイズ
うるま市に関する、ちょっぴりディープな豆知識をクイズ形式でご紹介!
うるま市が誇る、生産量日本一の特産品は?

①のり
②もずく
③わかめ
勢子(闘牛士)が牛を鼓舞するために発する掛け声「ヤグイ」にはどのようなものがある?

①オラー!
②ヒーヤイ!
③ハイヤー!
うるま市内の観光施設に出没する「おばぁ」の名前は?

①伊藝ウシ(いげい うし)
②仲泊カマド(なかどまり かまど)
③東江ツル(あがりえ つる)
まとめ
うるま市には、今回ご紹介した以外にも、まだまだ魅力的なスポットや文化がたくさんあります。
「もっと知りたい!」という方は、ぜひうるま市観光物産協会の公式ホームページをご覧ください。
観光情報やパンフレットなども充実していますよ!
また、本記事と連動した「地域ド密着プロジェクト」記事では、うるま市と沖縄ファミリーマートのコラボ商品もご紹介中です!
うるま市の味が詰まった限定アイテムが勢ぞろい!
ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!





