2016.09.22

自分の作ったモノが世に出る感動、そして仕事で最も大切なことを学Pで知った ~先輩インタビュー:安里大志さん(沖大)~


学P10回目記念の特別企画「5人が語る、過去・現在・未来」。

2012年の名桜大学チームのOB大嶺さん、キリ学チームを8年支えてきた高崎教授に続き、今回はインタビュー第3弾。お話を聞かせてくれたのは、2013年の学Pに参加した沖縄大学OBの安里大志さん。現在は琉球銀行に勤務されています。

catch

数あるインターンの中でも、4か月という長期間で商品開発や販売まで経験できる機会はそうありません。

高校時代からの憧れだったCM出演。大好きなデザート商品の開発。学Pで数々の仕事を体験した安里さんは、これら業務を通してどのような気持ちと学びを得たのでしょうか。

 

「CMに出てみたい」「デザートを作ってみたい」出場のきっかけはミーハー心

ー最初に、安里さんが学Pに参加されたきっかけを教えてください。

大学に入る前から学Pは知っていて、高校の時から「やってみたいな」とは思っていたんです。実はCMに出てみたくて(笑)

ー意外にもミーハー心だったんですね(笑)

もうひとつのきっかけは、大学のゼミですね。経営・経済系のゼミで、先輩方が学Pに取り組む姿を見ていて単純に「かっこいい」と思いました。商品開発ができることも大きかったです。

ー商品開発に興味があったんですか?

というか、僕めっちゃ甘いものが好きなんですよ。ファミマのデザートも普段からしょっちゅう食べていました。だから、学Pで自分の大好きなデザートを作れるなんて最高だなって。

ー商品開発にもお弁当やおむすびなどの部門がありますが、最初からデザート部門狙いだったんですね。

完全にそうですね。デザート部門がなかったら、学P出てなかったかもしれません(笑)

asato22013年の学P沖縄大学チーム。右下が安里さん。

ーチーム写真を見ると、女子が多いですね。

そうですね。10人中7人が女子だったので、僕たち男子3人はハーレム状態です。

ーハーレム(笑)。チームのまとまりは良かったのですか?

最初はみんなすごい仲良かったんですよ。でも商品開発や販促のときに、特に女の子同士で意見が分かれることもよくありました。デザート部門に決まってからも「ワッフルがいい」「いや私はケーキがいい」みたいに。やっぱり進めていく上で空気が悪くなった時期もありましたね。

ー安里さんはそういう時どうされていたのですか?

僕は表立ったリーダーではなくチームのムードメーカー的な存在だったので、空気が悪くなったら「よし、みんな1回飲みに行こう!」みたいに声かけしていましたね(笑)

ーそういうポジションはけっこう重要ですよね。

まぁ途中はチームのムードに焦ることもあったけど、最終的には最初以上に仲良くなっていたので全て良しですね。

 

こだわりにこだわったCM制作、テレビに流れたときは感動した

ー学Pに取り組む中で、一番印象に残っていることはなんですか?

CM制作ですね。

ー高校時代からの念願ですね!

やっぱり嬉しかったですね。コンセプトから全部自分たちで考えさせてもらって、映像系のプロと一緒に作れるんです。

ー見せ方にすごくこだわったんだろうなと、CMから伝わってきました。

そうですね。「和洋2つの味が楽しめるワッフル」という商品のウリを視覚的に伝えたかったので、和装とワンピースの女の子を最初に出しました。あとは「ホットでもアイスでも楽しめる!」と伝えるために画面を2分割したり。この辺りは自分のこだわりですね。

「こんな風にしたい」「いやこれは違う」と、プロの方と意見が合わずに苦戦することもありました。自分がやりたいことをそのまま実現するのって難しいんだなって思いましたね。あとは「誰が和装・ワンピースで出演するのか」と、ここでも女の子同士で揉めたり(笑)

ーそんな苦労の末に生まれたCMだと思うと感慨深いですね。

だから、実際にCMがテレビで流れ始めたときはめっちゃ感動しました。自分たちが1から作り上げたものが世に出るって、すごいことなんだなって。

最後の結果発表では「ベストパフォーマンス賞」をいただくことができました。CMも含めた販促活動が評価されたのかなと思うと、すごく嬉しかったです。

 

シビアな「期限厳守」の経験が、銀行業務でも活かされている。

ー現在のお仕事内容について教えてください。

今は琉球銀行の貸付窓口を担当しています。住宅ローンやカードローンを組みたい一般のお客様の対応をしています。

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ー学Pの経験がお仕事でも生かされていると感じることはありますか?

はい、本当に沢山ありますが、その中でも1番大きな学びは「期限の厳守」です!

ー期限厳守、働く上でとても重要ですよね。

大学時代って、期限があるものはせいぜいレポートぐらいなんですよ。期限を過ぎても伸ばしてもらえたりして、少しなあなあになっちゃうんですよね。その調子でいたら、学P中に1度ファミマの方から厳しく怒られたことがありました。あの時のことは、重い空気も含めて今でもよく覚えています(笑)

ー一体なにが……?

「この日に商品の内容を発表してもらうので準備しておいてください」と言われていたのに、当日になっても準備完成していないところがあったんです。その際にガツンと言われましたね。「この日までにやってって言ったよね? やる気あるの?」って。

ー重い言葉ですね。

学Pで怒られた経験から、「期限を守る」という意識はとても強くなりました。銀行の業務でも、本部への報告やローンの有効期限など、期限に関わることはとても多いんですよ。あの時に身につけた期限厳守の癖は、いまの仕事でもすごく役立っています。

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ーお仕事で今後の目標があったらお伺いしたいです。

僕は多良間島の出身なんですけど、島には銀行が1つもないんですよ。遠い目標かもしれませんが、「いつか多良間島に琉銀を作りたい」とは、入社前の面接からずっと言っています。

ーそれは壮大な目標ですね。ぜひ安里さんには「琉球銀行多良間島支店 支店長」になってほしいです!

そうなれたら最高です。銀行を作るにはまず島の発展からですけどね。まだコンビニもないので、まずはファミマを置いてもらいところからです!(笑)

 

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ライター:真崎睦美
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