2018.07.30

結2018インタビューVol.1|ファミマ店員歴12年!ボクシングOPBF東洋太平洋女子バンタム級王座の平安山裕子さん


皆さん、先日公開された「沖縄は、家族。」結プロジェクトの新CMはご覧いただけましたか?

結2018インタビュー第1弾は今年4月8日にボクシングのOPBF東洋太平洋女子バンタム級王座となった平安山裕子(へんざんゆうこ)さんです。
なんと平安山さんは普段は沖縄ファミマで店員として働きつつ、世界を相手に活躍をしているプロボクサーなのです。今回はそんな平安山さんにインタビューしました。

ダイエット目的からプロボクサーの道へ・・?!ジムの門を叩いた10年前

インタビューでお伺いしたのは沖縄県豊見城市にある「平仲ボクシングスクールジム」。元WBA世界ジュニアウェルター級王者である平仲明信さんが主催すボクシングジムで練習中の平安山さんに早速お話を伺っていきます。

平仲ジム

ー 那覇市出身とのことですが、どんな子供でしたか?

平安山さん
勉強は全くダメで、運動が大好きな子供でした。鬼ごっこをしたり、1日中ずーっと駆け回っていましたね。
兄も二人いるので、いじられていました。そんな環境だったからたくましい女子に育ったのかもしれないです(笑)

ー そんな運動大好き女子がボクシングを始めるきっかけはなんだったのでしょう?

平安山さん
きっかけはダイエットです。10年前、今より10kg太っていまして。ボクシングジムが通っていた高校の近くにあったのを思い出して、自分の中ではダイエットとボクシングが直感的に結びついたんです。

ー ダイエット・・!急に親近感が・・(笑)それから本格的にプロの道に進もうと思ったのは何かきっかけがあったのですか?

平安山さん
ジム仲間にプロを目指している女性がいて、彼女にスパーリングの相手を頼まれたんです。まだ私はボクシングを始めて3ヶ月だったのでボコボコにされまして(笑)もともと負けず嫌いな性格だったので、その時に『もっと強くなりたい!』と思ったのがきっかけでした。

スパーリング中の平安山さん

ー はじめて3ヶ月でプロを目標にするってすごいですね。そこまで夢中になれるボクシングの魅力とはなんですか?

平安山さん
・・・ボクシングの魅力ですか、私もわからないですね。説明ができないです。ただ、好きだからやり続けたいし勝ちたいんだけど、どこが魅力・・なんでしょうね(笑)

ー 本当に好きなことに対して説明できる理由など必要ないのかもしれないですね。本能的に何かを感じているのかも。だからそこまで夢中になれるのかなって、スパーリング中の平安山さんを見ているとそう感じます。

はじめた時は、全く勝てなかった。そして今~

シャドーボクシング中の平安山さん

ー プロになった当初は負けが多かったと聞いていますが、どうやって王座を獲れるまで強くなったのでしょうか?

平安山さん
練習です!練習以外ないですね。初勝利まで5戦かかって、それまでが3敗1分けだったんです。だけど、ここから5勝すればいいんだとポジティブに考えて「とにかく負けたくない!」という気持ちで試合に挑みました。

ー 負けが続いていたら、精神的にも弱くなってしまいそうですが、元々精神的に強いタイプだったんですか?

平安山さん
そんなことないですよ。精神的に強くなったのはボクシングを始めてからです。ダイエット目的でジムの体験に来た21歳の時は、入るのが怖くて勇気が出ず、一度帰っちゃいました(笑)挨拶も大きい声でできなくて。

笑顔でインタビューに応える平安山さん

ー 今日は大きな声で挨拶をしながら入ってくる姿が印象的でしたが、そんな過去があったとは・・!落ち込んだ時に元気になる秘訣って何かありますか?

平安山さん
辛いことや嫌なことは寝て忘れるタイプなので、落ち込んで考えるのも疲れるので眠ります(笑)あとは練習に没頭することですね。

「練習に集中せよ」との言葉の前で没頭する平安山さん

ー 睡眠大事ですね!(笑)笑顔がすごく柔らかくて、お話しているとすごく優しそうな人柄に感じるのですが、試合で相手にパンチを打ち込むのは怖くなかったですか?

平安山さん
最初は怖かったですね。プロのデビュー戦が県外でアウェーだったのですが、自分自身の気持ちが優しすぎたなと思いました。それからはリングで戦う時は優しい自分とはさよならして本来の自分は出さないようにしています。

ー CMの中で「試合の8R(ラウンド)、あれは自分じゃないです」という言葉がありましたが、あれもそういう意味でしょうか?

平安山さん
そうです。試合前の計量の時からスイッチを入れて、あえてピリピリ感を出しています。そうしないと優しさがまた入ってきそうなので。その時の自分はもう取り憑かれていますね。

シャドーボクシングに没頭する平安山さん

ー CMといえばランニングシーンもあったのですが、あれは朝でしょうか?それも含めて1日の流れを教えてください。

平安山さん
はい、朝5時にランニングして6時半にファミマに出勤。15時から18時半までジムでトレーニングしています。トレーニング後におうちでゆっくりしている時間が好きですね。

ー ファミマは午前中に出勤しているんですね。自宅ではどのような食生活なんですか?ボクサーのかたってストイックな印象があります。

平安山さん
減量中は食事制限もしますが基本的にはなんでも食べます。お母さんの作るカレーが特に好きですね(笑)

ボクシングよりも長い付き合いのファミマへの想い

ファミマで勤務中の平安山さん

ー 12年にわたりファミマで働いている平安山さんですが、ズバリ、ファミマのお仕事は楽しいですか?

平安山さん
楽しいです!ボクシング歴よりも長いんですよ(笑)家の近くにファミマがあったので元々愛着があります。コンビニの中でも1番好きです。だからファミマで働き始めたのですが、とにかく職場の人が優しく、人に恵まれているなっていつも思ってます。

ー どんな時にやりがいを感じますか?

平安山さん
お客様に褒められた時ですね。入った当初、仕事をしっかりとこなせているという自信がなくて。だけど元気を出すことは私でもできる!と思ってから笑顔で明るく元気にをモットーに仕事しています。お客様に『元気良いね!』って褒められると嬉しいですね。

笑顔で接客中の平安山さん

ー 平安山さんの明るい笑顔で接客されたらこっちまで元気もらえそう!
ところでCMのテーマである『結』を感じたエピソードはありますか?

平安山さん
沖縄で興行を9回やっているのですが、第1回から今まですべて、お店の仲間が来てくれているんです。そういう気持ちは本当にありがたいし、応援がすごくパワーになります。それに、当たり前のようにボクシングのスケジュールを優先させてくれることに本当に感謝しています。
そんな仲間のためにも、ボクシング・ファミマどちらも続けることが大事だと思います。

ー 今後どのようなボクサーを目指していきますか?

ファイティングポーズをとる平安山さん

平安山さん
日々を一生懸命に生き、応援してくれる皆さまがもっと応援したくなるようなボクサーになりたいです。好きなことをしているのに、周りがサポートしてくれるのってすごく贅沢なことだと思うので、感謝を忘れず、応援してくれている皆さまを喜ばせるようボクシングに全力で励みたいです!

ー 最後に8月4日の試合への意気込みとお店のPRお願いします!

平安山さん
前回の試合から沖縄ファミマさんにスポンサーになっていただいているので、より一層周りへの感謝の気持ちを持って試合に挑みます!勝ちます!私が働いているファミマも、明るくて元気なお店です!来た方も笑顔になれると思いますのでご来店お待ちしてます!

スパーリングを行う平安山さん

平安山さんとお話をしていると試合相手のことまで心配しちゃいそうなほど優しく見えたのですが、試合中は今、目の前にいる平安山さんとは完全に別人!スパーリング中に戦闘モードに入っている平安山さんを少しだけ垣間見ることができましたが、ものすごい迫力で引き込まれました。リング上では闘志むき出しのかっこいいボクサーでありながら、ファミマでは明るく笑顔の接客。そのギャップに同性ながらドキッとしてしまいました(笑)

みなさんの応援がパワーになると『感謝』という言葉を何度も使いお話してくれた平安山さん。8月4日はそんな彼女の勇姿を見に、応援しにいきましょう〜!

挑 MUGEN vol.9

取材・記事:鈴木サラサ


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