2020.04.22

家飲みがトレンドの今こそ、泡盛の新しい魅力、発見!老舗や離島の泡盛がカップになって新発売!


泡盛発掘紀行

沖縄ファミリーマート×県内泡盛酒造所のコラボ商品「泡盛発掘紀行」に新商品登場!「琉球」「宮の華」「白百合」がカジュアルなカップ泡盛になって、2020年4月14日より沖縄ファミリーマートで販売開始!

今、家飲みがアツイ!新型コロナウイルスの影響で沖縄県内も外出を控えている方が多い中、盛り上がっているのが家飲み。一人で、カップルで、家族で、そして今はなかなか友人と遊べないという方はオンライン飲み会を楽しんでいます。 いつものビールもいいけれど、この機会に地元のお酒・泡盛を楽しんでみるのはどうでしょう?

今回は沖縄ファミリーマートで新しく発売された3種の「カップ泡盛」開発ストーリーを ご紹介!各酒造所の紹介やそれぞれの泡盛にピッタリなおつまみもご提案します。

商品開発秘話・・・酒造所の垣根を超えて取り組んだ企画

沖縄ファミリーマートが「泡盛発掘紀行シリーズ」を開始したのは2010年(平成22年)。沖縄県内にある46ヶ所の泡盛酒造所のなかでも、昔ながらの製法にこだわり、生産量が少なく、一部の地域でしか飲まれていない貴重な泡盛銘柄にスポットをあてて、酒造所の「歴史」や「こだわり」を紹介していくシリーズです。

企画開始から早10年、今回は初のカップ泡盛の形で発売されました。こちらの商品企画を担当したのは沖縄ファミリーマートの商品本部の新垣さん。開発の裏側をちょっぴり伺ってみました。

泡盛発掘紀行

–はじめに3つの酒造所の特徴を教えていただけますか?

(新垣)今回セレクトしたのは、沖縄本島から新里酒造、宮古島から宮の華、石垣島からは池原酒造所でした。
まずは新里酒造(うるま市)ですが、こちらは創業が1846年となんと170年以上も続いている老舗で、沖縄最古の蔵元です。琉球王府は首里の崎山、赤田、烏掘にいるたった30名のみにしか、泡盛造りを許さなかったそうです。新里酒造の初代はその選ばれし1人で、創業以来今も琉球の時代から受け継がれた伝統の技とスピリットがあります。 今回発売する「琉球」は力強さを感じる味わいで、さらっと飲むというよりも、じっくりゆっくり泡盛と時間を楽しみたいという方におすすめです。

新里酒造 外観

泡盛発掘紀行

新里酒造 中の様子

次に宮の華ですが、こちらは宮古・伊良部島にある酒造所で、社名でありブランド名でもある「宮の華」には「宮古の枯れない心の華」という意味が込められているそうです。社氏(とうじ)を含む社員の約8割が女性の酒造所で、商品開発にも女性らしい意見が反映されているそうです。3種の泡盛を妻に飲み比べてもらったところ、妻は「宮の華が一番好き」と言っていました。やはり女性の心をつかむのかもしれませんね。もちろん男性にも飲んでいただきたいです。

宮の華 外観

泡盛発掘紀行

宮の華 中の様子

3つ目の池原酒造所(石垣市)ですが、こちらの特徴は何と言っても、全行程を手造りで行なっていることです。蒸留は銅鍋を使用し直火釜で行い、醸造は添加物なしの100%天然醸造と、こだわった泡盛造りをされています。また古酒の貯蔵にも昔ながらのカメを使用していて、1951年の創業以来、昔ながらの伝統製法を貫いています。現在は二代目と三代目が蔵を守っており、泡盛好きにはたまらないコアなファンがついている酒蔵です。

池原酒造所 外観

泡盛発掘紀行

池原酒造所 中の様子

–商品開発で大変だったことは何ですか?

(新垣)今回の企画は、半年以上前から3酒造所と密に連絡をとり、お互いにアイデアを出しながら進めていきました。
大変だとは思いませんでしたが、やりがいを感じたのは、普段あまり横つながりのない3酒造所の垣根を超えたプロジェクトになったことです。消費者の方にはなかなか伝わらないと思いますが、この3種の商品はすべて新里酒造で充填しています。これはとても画期的なこと。互いの酒造所はライバルでもありますが、今回は泡盛を未来に残していく仲間として一緒にプロジェクトを進めていきました。
泡盛離れが進んでいる現状の中、各酒造所の特徴を活かしつつ飲みやすい商品にするために、3社がそれぞれ試行錯誤を繰り返しました。カップのデザインや飲み心地、度数など、何度も協議を重ねて開発した自信作となります。

ー実際に飲んでみたら本当に三者三様でした!飲み比べするのも楽しいですね。

(新垣)そうなんです。泡盛は蔵元によって、全く味も香りも違います。居酒屋ではみんなで一升瓶やボトルをオーダーすることが多いかと思いますが、カップ泡盛だと手軽なので、飲み比べを楽しんでほしいと思います。瓶よりも重量が軽いため、県内はもちろん、県外の方がお土産で持ち帰る時も負担が少ないと思いますよ。もっと泡盛を身近に感じていただき、この泡盛発掘紀行をきっかけに、他の泡盛酒造所の商品や原酒、古酒など掘り下げてくれると嬉しいです。
泡盛発掘紀行

開発担当者がおすすめする、泡盛×おつまみのマリアージュ

ー今回の泡盛は、どれも味わいや風味が違って特徴があるのですが、それぞれに合うおつまみや料理があったら教えて欲しいです!

(新垣)そうですね。私は全然料理ができないので(笑)ファミマの商品と泡盛のとっておきのマリアージュをご提案させていただきます!まずはこちら。創業1846年という沖縄最古の蔵元・新里酒造の「琉球」です。黒ベースに金の「琉球」の2文字がかっこいいです。
カップを開けると泡盛の芳醇な香りの中に華やかでフルーティーな香りを感じ、口当たりはやわらか。ほのかに甘みを感じます。これは、泡盛をよく飲む人におすすめですね!おすすめするおつまみは「お母さん食堂 牛ハツ七味唐辛子焼き」。ピリリとした辛味がアクセントになり、自然とお酒も進みます。

泡盛発掘紀行

次にご紹介するのは「宮の華」。爽やかで少し甘酸っぱい香りがして、柔らかな甘みもありつつ、スッキリな印象。これは泡盛が苦手な女性にもおすすめです!白ワインのようにワイングラスに注いでおしゃれに演出してみて欲しいです。
おすすめのおつまみは「かつおだし香る 揚げ出し豆腐(大根おろし)」です。スッキリとした「宮の華」に豆腐の甘みとかつおの香りがぴったりなんですよ。

泡盛発掘紀行

最後にご紹介するのは、石垣島の蔵元・池原酒造所の「白百合」です。こちらは100%天然醸造で、甘みの中にちょっぴり苦味も感じる個性的な泡盛です。スパイシーな香りは大人向けな印象で、ハマるとクセになりそう。同じくクセのあるチーズにもぴったりだと思います。私がおすすめするおつまみは「お母さん食堂 鶏軟骨から揚げ 柚子胡椒」。「白百合」がもつクセと柚子胡椒のスパイシーが互いを引き立てるので、飲みすぎ注意です(笑)。

泡盛発掘紀行

今回は「お母さん食堂シリーズ」からご紹介しましたが、ファミマにはいろんなおつまみが揃っています。また、自分で泡盛に合うおつまみレシピを考えるのも楽しそうですね。
※一部の店舗では取扱いのない場合がございます。

泡盛を愛するインフルエンサーの方々も泡盛のいろんな飲み方を教えてくれていますよ。


3種の泡盛は、どれも度数が12度と水で割らなくても飲みやすく、カップのまま冷蔵庫に入れられるので、取り出してすぐ飲める手軽さが魅力的です。

今は特に家ごもりをされている方が多いと思いますので、琉球の歴史を調べながら泡盛を飲むのも良いですし、流行りのオンライン飲み会で友人同士カップ泡盛を片手に気軽に語らいあったりしてもらいたいですね。家ごもりで体重が気になる方、泡盛は低カロリーなので罪悪感が減りますよ!おつまみを食べ過ぎると逆効果ですが(笑)。

そして、何よりも一刻も早く新型コロナウイルスが終息して、太陽の下、ビーチパーティーでカップ泡盛を片手に乾杯してほしいです。
外出自粛で大変かと思いますが、家飲みを工夫して楽しみ、みんなで一緒にこの危機を乗り越えていきましょう!

ー新垣さん、お話聞かせていただき、ありがとうございました。私もカップ泡盛でオンライン飲み会や泡盛レシピに挑戦してみます!

*今回ご紹介した3商品は、“首里城復興支援”として、収益金の一部を首里城の復興に取り組む沖縄県に寄付いたします。