2020.07.30

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密


ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

沖縄ファミリーマートのおなじみ『焼きたてパン』。コンビニなのに焼きたてのパンが数種類並ぶ光景は、「朝からパン屋さんに行く時間がない」「男性の声としてパン屋さんに一人で行くのは気が引ける」「1個だけささっと買いたい」という方に特に重宝されているのだとか。

かくいう私も、沖縄ファミリーマート浦添高校前(ご近所なのです)に行くと、ぎっしりと並んだパンの見栄えと香りにつられ、大好きなベーコンエッグマフィンと珈琲をおやつ代わりに購入してしまう沖縄ファミマパンファン(早口言葉みたい)のひとり。

焼きたてパンと淹れたて珈琲がコンビニで買えるなんていい時代ですね、なんて思いながら、ついつい買ってしまうのです。

そんな沖縄ファミリーマートの焼きたてパン。実はココストアから入社し、New焼きたてパン開発に携わった焼きたてパン管理推進課・課長「櫻井 勝利(さくらい かつとし)」さんの努力と愛の結晶なのです。

今回はその歴史とこだわり、愛、そして人気パンランキングをご紹介します!

ココストア合併で生まれた『焼きたてパン』

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

[沖縄ファミリーマート プラスりうぼう泉崎店]

ココストアとファミリーマートが合併したのは2015年12月。
ココストアでは、焼きたてパンが人気商品でしたが、沖縄ファミリーマートでも焼きたてパンの販売を一部店舗にて試験的に行っていた経緯があり、焼きたてパンは引き続きファミリーマートで販売する流れに。

⇒合併時の詳細はこちらの記事をチェック

流れとしてココストアからスライド式に焼きたてパンが持ち込まれたかと思いきや、『そうはいかなかった』と櫻井さんは話します。

品質管理と美味しさの両立に苦戦!販売に至るまでの工夫と商品の再現性

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

[焼きたてパン管理推進課・課長「櫻井 勝利」さん]

沖縄ファミリーマートでも合併前から試行錯誤しながら、実験的に取り組んでいた焼きたてパン。
ココストアの仕組みの良いところを取り入れ、商品化にたどり着きました。

全く同じ商品を販売できればスムーズだったのですが、品質管理の考え方の違いから、導入は難航。

それでも焼きたてパンは残したいという強い意思のもと
櫻井さん他、当時の立ち上げメンバーでの研究が始まりました。

櫻井さん「徹底した品質管理を行いながらも、美味しさは落としたくなかったので、手探りで製造機器やフローなどを工夫して、なんとか販売できるようになりました。」

ココストア時代から焼きたてパンを愛して止まない櫻井さん。とにかく厳しい品質管理に向き合いながらも、美味しさは絶対に落とさない方法を模索しました。そして丁寧にひとつひとつをクリアし、見事厳しい基準をクリアしたのです。

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

[衛生管理もばっちり]

ーほかに苦労したことはありますか?

櫻井さん「どの店舗でも同じ味を提供するにはしっかりとしたフローが必要だったので、仕組み作りも模索することが多かったですね。誰が作っても同じ味を再現できるよう徹底したマニュアル作成はもちろん、焼きたてパンを置く全店舗を見て回って店舗ごとの習慣や作業スピードなどを観察し、それぞれの店舗にマッチした時間配分や作業工程を細かくフロー化しました」

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

[作業場のみなさんも、櫻井さんが作ったマニュアルを熟知していました]

現在、沖縄県内では56店舗(7月末現在)で焼きたてパンを販売しています。泉崎と北谷にあるパン工場から直送する店舗もあれば、店舗で作ってそのまま販売する店舗もあるのです。56店舗全店舗で味を統一するのは、かなり根気が必要だったのではないでしょうか…。

が、しかしやはり、誰が作っても変わらない味は、コンビニだからこそ徹底したいところ。櫻井さんのこだわりのおかげで、どの店舗でも変わらない美味しさを味わうことができるようになったのです。

そして櫻井さんはほかにも、沖縄ファミリーマートに合うコンビニ独特のこだわりも持っているといいます。

試行錯誤の末に生まれた『焼きたてパン』。コンビニならではのこだわり

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

ー商品のこだわりを教えてください。

櫻井さん「入ってすぐパン屋さんというよりは、コンビニの一商品として馴染むような商品作りを意識しました。極端な話、車内でも気軽に食べられるように、ソースや具がこぼれないよう具材のバランスを調整しています。あとは毎日食べることをイメージして、あまり奇抜な商品ばかりにならないようにしたり、毎朝食べても飽きないようにマフィンを4種類置いたりしています」

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

[控え目な話し方ながらも、時々声高に「全てはパンへの愛情です!」と口にする櫻井さん]

手間をかけてつくられた特別なパンもいいけれど、日常で食べるパンはやはり、飽きのこないシンプルなものがいい。それはコンビニだからこそ出せる魅力であり、コンビニだからこだわりたいポイントなのです。

“特別な日の特別なパン”ではなく、“気軽に焼きたてパンが楽しめる”ことにとことんこだわる沖縄ファミリーマートの焼きたてパン。

そして効率やコンビニの利点にしっかり向き合いながらも、朝イチで焼きたてパンを提供するためにパン作りに携わるみなさんは、早朝に出社しているとのこと!

櫻井さん「早朝出社ですけど、みなさんパンへの愛が大きくて、定時の30分前くらいには出社していますね…。すべては焼きたてを届けたくて、ですね」

手軽さ気軽さを最優先しながらも、本来接客を担当しないパン作りスタッフが、しっかり『お客さんに朝イチ届けたい』という想いを込めてパンを作っていること。素敵だと思いました。

ワンコインで珈琲と焼きたてパン!忙しい朝の味方『沖縄ファミマの焼きたてパン』誕生の秘密

最後に、沖縄ファミリーマートの人気商品ベスト10を教えていただきました!

焼きたてパンランキング★ベスト10

1位:やわらかハンバーグサンド(320円)

1位:やわらかハンバーグサンド(320円)

2位:タルタルフィッシュマフィン(260円)

2位:タルタルフィッシュマフィン(260円

3位:ベーコンエッグマフィン(176円)

3位:ベーコンエッグマフィン(176円)

4位:ボロニアチーズエッグマフィン(195円)

4位:ボロニアチーズエッグマフィン(195円)

5位:ミニクロショコラ 5個入り(290円)

5位:ミニクロショコラ 5個入り(290円)

6位:ミニクロマヨソーセージ(290円)
7位:ミニクロワッサン 5個入り(160円)
8位:きなこもっちー 2個入り(200円)
9位:ミニクロワッサン 10個入り(298円)
10位:あらびきウインナー(176円)

こうして並べてみると、あまりに値段が安くて驚きました。ミニクロワッサンなんて、1個29円の計算なのですがいいのでしょうか…..?

実は1位のやわらかハンバーグサンド、沖縄県民の好みを分析して作られた商品で、最初は売れるかどうか不安だったそうですが、発売当初からかなりの売れゆきに驚いたそうですよ。今はさらにパワーアップして美味しくなりました、とのことでした。

今後は『安易に広げるよりも、土台を固めながらお客さんの満足度を高めていきたい』と話す櫻井さん。

コンビニなのに焼きたてパンが食べられる。しかも、効率的だけど愛情がこもっている。そんな焼きたてパン、朝食にひとつ、いかがでしょうか。

沖縄ファミリーマートの焼きたてパン販売店舗MAPはコチラ

取材・執筆:三好 優実