2016.07.09

今年はどのお祭りに行こう?エイサーや花火など「沖縄の夏」を体験できる注目のイベントをご紹介


ファミマガ読者の皆様、はじめまして。カメラマンの桑村ヒロシです。どうぞよろしく。

さて、沖縄の夏の風物詩といえば、やっぱりエイサー! エイサーは旧盆行事で、各地の青年会を中心に、旧暦7月13日のウンケーから、ナカビ、ウークイの計3日間行われます。(地域によっては、ウンケーとウークイの2日間だったり、ウークイの1日だけのところもあります)

今年の旧盆は、新暦の8月15日(月)〜17日(水)です。平日なのでちょっと残念に思うかもしれませんが、夜に行われるため、仕事が終わってから駆けつけても問題なく間に合ったりしますのでご安心を。

ではどこに行けば見ることができるのかといえば、沖縄市や北谷町、そして、うるま市など、エイサーが盛んな中部エリアがおすすめ。それぞれの公民館を起点に、集落内を道ジュネー(練り歩き)します。コースやスタート時間はまちまちなので、詳しくは各公民館にお問い合わせくださいね。

とはいえ、コースを聞いてみたところで自分が暮らしていないエリアの場合は、土地勘もないのでどこをどう練り歩くのか、車をどこに駐車したら良いのか、さっぱり検討がつかないかもしれません。また、ゆっくりと座ってエイサーを鑑賞したいという方には、各市町村などで行われるエイサーまつりがおすすめです。

 

県内各地で開催されるパワーみなぎるエイサーまつり

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エイサーまつりは、旧盆が終わったあとの週末以降に開催されることが多く、北部は名護市や本部町、中部は沖縄市や北谷町やうるま市や北中城村、南部は糸満市や八重瀬町や南城市などでも行われています。なかでも、沖縄市の『沖縄全島エイサーまつり』や、うるま市の『うるま市エイサーまつり』は、それぞれ3日間連続で開催されるほどの規模で、県内最大級のエイサーまつりとして有名です。

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とくに全島エイサーまつりは、今年で第61回目を迎えるもっとも歴史のあるエイサーの祭典で、最初の頃はコンテストとして行われていました。各地の青年会が優勝を目指して競い合い、頂点を極めることはとても誇り高いことであったそうです。現在はコンテスト形式ではありませんが、沖縄最大である全島エイサーまつりに出場し、自分たちの地域のエイサーを披露することはステータスであることにかわりがありません。青年たちのエネルギッシュなエイサー演舞が3日間繰り広げられます。

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2016年の全島エイサーまつりは、8月26日(金)、27日(土)、28日(日)に行われます。初日が前夜祭で沖縄市の胡屋十字路から空港通り(ゲート通り)が歩行者天国になり、旧盆さながらのエイサーの道ジュネーが行われ、観客は道路の両脇から鑑賞できます。2日目は、地元沖縄市の各青年会が出演。ひとえに沖縄市のエイサーといっても、それぞれに個性があるので、その特徴や違い発見したりするのも面白いかもしれません。3日目の最終日は、北部エリアから南部エリアまでの青年会が集うので、とても見応えがあります。

いずれの日も入場料は無料ですが、2日目と3日目には椅子席があり、そちらは有料になります。有料エリアのメリットは椅子があるということのほか、上段の高い位置から鑑賞できるので、エイサーの隊列を立体的に鑑賞できて、全体が良く見えることです。

また2日目と3日目は、すべてのエイサー演舞が終了後、レーザーショーと打ち上げ花火があがりますので、演舞が終わったあともまだまだ楽しめます。

 

夏を感じる沖縄の2大音楽イベント

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そして、エイサーまつりの2日目と3日目は、すぐ隣りの会場から、ご機嫌な音楽の生演奏が聴こえてきます。同時開催で行われる『オリオンビアフェスト』も、夏の風物詩。沖縄本島のほか、石垣島や宮古島でも開催されている入場無料の野外音楽イベントです。オリオンビールが主催するお祭りなので生演奏が聴ける大型のビアガーデンともいえ、生ビールなどアルコール類は20歳以上の成人のみに販売されるほか、ソフトドリンクも販売しているので、大人といっしょに子供も参加できます。

主な出演者は、県出身や沖縄在住のアーティストの、ディアマンテス、イクマアキラ、Manamiなど多数。県内TVCMでもお馴染みの音楽を堪能することができます。


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また、夏恒例の音楽フェスといえば、『ピースフルラブ・ロックフェスティバル』。沖縄最大の野外ロックイベントで、2日間にわたって沖縄市野外ステージで開催されます。今年の初日は7月9日で、ORANGE RANGEやD-51、ファミマカフェのCMにも出演して頂いたきいやま商店など、人気グループや気鋭のアーティストが出演するほか、最終日の2日目には、オキナワンロックの代表格の、紫やJET、かっちゃんバンドなど、往年のレジェンドたちが出演。1983年から続いている歴史あるロックフェスです。

 

夏の風物詩といえばやっぱり花火!

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それから夏といえば、花火ですよね。『浦添てだこまつり』(2016年7月23日(土)、24日(日))、『名護夏まつり』(7月30日(土)、7月31日(日))など、各地の夏祭りのクライマックスで打ち上げられる花火が名物になっているほか、水中花火で有名な『シーポートちゃたんカーニバル』(7月23日(土)、24日(日))も注目です。それぞれ1,000発〜1,400発ほど花火が打ち上がります!

その10倍、10,000発打ち上る県内最大規模の花火大会が、今年は7月16日(土)に開催される『海洋博公園サマーフェスティバル2016 第38回海洋博公園花火大会』。本部町の海洋博公園内にあるエメラルドビーチが会場で、花火が打ち上る前からビーチアトラクションやサンセットコンサートが行われ、場を盛り上げていきます。打ち上げ開始は20:00から。約1時間ほどかけて、たっぷりと花火鑑賞を楽しむことができます。帰り道は大渋滞が予測されますので、バスツアーを利用したり、海上からの花火クルーズもおすすめですよ。

今年の夏は、夏恒例のまつりやイベントを通して、思いっきり満喫してみませんか!

執筆・写真:桑村ヒロシ
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