はいさいヒガシーサーです。過去にご紹介した沖縄のアイスクリームまとめ記事が好評だったので、今回は沖縄にしか販売されていない菓子パンをまとめてみたいと思います。
沖縄にお住いの方なら誰でも食べたことがあろうであろう沖縄独自の菓子パン、ゼブラパン、なかよしパン、本当にいろいろありますよね。
菓子パンの思い出と言えばほとんどが小中高校生のころですが、小さい頃から食べ続けてきた懐かしの菓子パンが、今では大人になって自分の子どもたちと一緒に食べてると思うと不思議な気持ちになります。
今回は沖縄のロングセラー菓子パンをまとめてみました。あなたはどれくらい知ってますか?
1.ぐしけんパンのなかよしパン
もはやタコライスやサーターアンダギーに並ぶ沖縄のソウルフードと言っていいんじゃないでしょうか?
ぐしけんパンの「なかよしパン」はなぜかデベソのカエルがキャラクターの定番菓子パン。これ食べたことのない県民は多分いないんじゃないかと思うくらい有名な菓子パンです。よく朝ごはんとして食べたのを思い出します。ちなみにこのカエルの名前はぐしけんパン創業者と同じ名前のしゅういちくん。
ふわふわ生地はココアの風味がほんのりあって、たっぷりサンドされたクリームがたまらないですね。最近ではジャージーミルククリームとカスタードクリームが半分づつサンドされた「なかよしダブルクリーム」が発売されたようですよ。
2.オキコパンのスナックパン
なかよしパンと同じくらい有名で人気の菓子パンがオキコのスナックパン。スナックパン=菓子パン、そのまんまですね(笑)。
スナックパンも小中学生の思い出が蘇る懐かしい菓子パンです。軽い食感が癖になるスナックパン、オキコパンの方に確認をしたところ約30年前に販売開始されたとか。筆者はよく潰して平ぺったくして食べてたりしました。今でも息子と一緒によく食べてます。こうやって沖縄独自の味が受け継がれていくんですね。
3.オキコパンのゼブラパン
美味しさ重ねてストライプ。オキコパンのゼブラパンも有名です。ゼブラパンの特徴はパンの間に粒入りピーナッツクリームと黒糖がサンドされています。
約35年前に販売開始された歴史あるパン。パッケージには躍動感溢れるシマウマが描かれていますが、このゼブラパンを横から見たときに縞模様になっていることからゼブラパンと命名されたそうです。
このゼブラパンはカロリーはとても高いことで有名で、中学高校の野球部がよく食べてた印象があります。成長期の子どもたちには貴重なタンパク源なんですよね。ちなみ那覇空港には、その2倍となる約35cmのハンパないデカさのゼブラパンもあるとか、、お土産にいかがですか?
4.ぐしけんパンのうず巻サンド
ぐるぐる目を回す女の子がパッケージの「うず巻サンド」は食べたことありますか?
特性のバタークリームをうず巻状に包まれていて、これまた結構なカロリーがありそうな菓子パンです。
バタークリームの中にある砂糖の「じゃりじゃり」感のファンの方も多いのではないでしょうか?これが癖になる美味しさなのです。ちなみに筆者はこのうず巻サンドをみると、バタークリームがベチョっとなり、袋に戻せなくなって苦戦していた思い出が蘇ります(笑)。
さっきから自分の思い出ばかりですが、どの菓子パンも本当によく食べたんです。
5.ぐしけんパンのウルトラメロンチョコ
出たー!こちらも定番ウルトラメロンチョコ。大きさ、おいしさウルトラ級のメロンパンなのかチョコパンなのかバターパンなのかよく分からない仕様の菓子パンです。パンの間にはマーガリンがたっぷりと入っています。
ちょっと昨今の食事情からはあまりねマーガリンってどうなの?みたいな部分はありますが、それでも沖縄県民の懐かしい菓子パンであることは間違いありません。
この食べごたえ感、まさにウルトラ級ですよ。
6.ぐしけんパンのピーナツパン
コレコレ。筆者はこのピーナツパンを一番食べた記憶があります。ピーナッツではなくてピーナツですからね。復刻とパッケージに記されているので、一時期は発売されていなかったんでしょうか?
ふわふわの食感にピーナツバターがサンドされた素朴なアメリカンな味わいは、シンプルで癖になります。懐かしい!
7.ぐしけんパンのジャムサンド
ピーナツパンと言えば、ジャムサンドでしょう。こちらも復刻パッケージです。筆者は31歳ですがこのパッケージに見覚えがないので、恐らく最初の頃のデザインなのかもしれません。
いつもピーナツパンを選ぶか、ジャムサンドを選ぶかで悩んでました。ふわふわ生地にストロベリージャムがサンドされています。
8.ぐしけんパン King’s
コレは沖縄県民でも知らない人が多いかもしれません。デニッシュ&ブレッドなのでデニッシュ風な菓子パンとなっています。
中にはバタークリームがサンドされていて、軽い食感が癖になります。学生時代の売店に置かれていたので、よく食べてました。今までの菓子パンとは違って、若干ですが高級感を味わうことができるのが特徴的。パッケージもキングスですからね。
ゴールデンキングスが登場する前から、こっちは金色のキングスです。
9.ぐしけんパンのUFOパン
なにコレ初体験。
UFOスタイルの菓子パンで、奇抜なパッケージが目を引きますね。こんなのあったんですね!これは知らなかった。味はほんのり甘いカステラ味となっていて、手がすこしムチャムチャしますが軽い食感で食べやすかったですね。
10.ぐしけんパンの健康パン
これはもう食パンとなりますがご紹介させてください(笑)。 ただどうしても伝えたかったことがあるのでご紹介させて頂きました。
筆者は健康パンの両端の部分をトースターでカリカリに焼いて、両面にバターを塗って、耳じゃない方にはちょっとはちみつを垂らして食べるのが大好きでした。
共感してくれる方がいればいいのですが・・・本当に大好きだったんです、ぜひお試しあれ。
11.オキコパンのコーヒーロール
オキコパンのコーヒーロール!これも有名な菓子パンですよね。
ただちょっと皆さんにお聞きしたいのが、コーヒーロールってもっと細く長くなかったですか?違う商品なのかもしれませんが、ぜひ知ってる方がいらしたら教えてください。
ちなみにオキコパンのコーヒーロールにサンドされているコーヒークリームサンドは、なかなかコーヒー感が出てて美味しかったですね。
12.オキコパンのメロンパン
メロンパンと言えばコレ!くらいのイメージがあります。むしろ小さい頃ってコレ以外のメロンパン知らない。パッケージは昔と変わっていますが、味は変わらず昔のまんまです。
当時まちやぐゎー(商店)で見かけたメロンパンには、このメロンパンの中にマーガリンがサンドされてるタイプのものもありました。今回いろいろ探したんですが見つけることができなかったので、もし知っている方がいらしたら教えてください。
13.オキコパンのチョコメロン
こうやってみると県民メロンパン好きですね(笑)。ロングセラー商品のチョコメロンはオキコパンから発売されています。こちらもマーガリンがサンドされています。
沖縄の菓子パンはマーガリンがサンドされてるものが多く、アメリカの食文化が色濃く反映されてるのが分かります。
14.おっきいね!あんぱん
国産小豆あんをふんだんに使ったオキコのアンパン。妻の祖父が大好物だったそうです。世代を超えて愛される菓子パン。大きいけれどペロッと食べちゃえる軽い食感が癖になります。
ロングセラー商品は故人の思い出も一緒に懐かしむことができる点が、とても魅力的だと感じます。
ぐしけんパンとオキコパンが提供する世代を超えて愛される味
以上、14つもの菓子パンを久しぶりに食べてみました。「全部食べたことのある!」という方はどのくらいいるのでしょうか?
UFOパンは知らなかったけど、それ以外の菓子パンは全部覚えていたので、小さい頃の記憶って覚えてるもんだなーと驚きました。沖縄ファミリーマートでも取り扱っているオキコパンとぐしけんパンが提供する沖縄の菓子パンは、長い間変わらない味を提供し続けています。ちなみに、オキコパンではファミリーサンドの前身として『サンドイッチロール』を創業時の44年前に販売したのが最初のパンで(名称変更時不明)、ぐしけんパンでは「なかよしパン」と「健康パン」が最も古いパンだそうですよ。
学校の帰り道に友だちと仲良く食べた味。親と一緒に食べた思い出の味。おじいやおばあと一緒に食べたり、まちやぐゎー(商店)に手を繋いで買いに行った思い出の味・・・。
ロングセラーだからこそ味わえる思い出と、変わらない味が懐かしい、今も昔も愛されている沖縄の菓子パン。沖縄の先人たちも経験したその美味しさを、今一度意識しながら頂くのも、また違った楽しみとなるのではないでしょうか。
ライター:ヒガシーサー(比嘉研仁)
ブログ:https://higashisa.com