じんわりと暑さが増して、夏の足音が近づく5月。冷たいスイーツが恋しくなる季節がやってきました。アイスクリームやシャーベットもいいけれど、やっぱり「沖縄ぜんざい」は欠かせません!
今回は、沖縄ご当地スイーツの代表格とも呼べる「沖縄ぜんざい」にスポットを当ててみました。
ひんやり甘くて、懐かしさを感じる沖縄ぜんざいは、大人から子供まで大好きな地元の味!
さらに、沖縄ファミリーマートで購入できる「富士家ぜんざい」もご紹介!お見逃しなく!
目次
沖縄のご当地スイーツ「沖縄ぜんざい」
夏の風物詩ともいえるひんやりスイーツ・沖縄ぜんざい・・・といっても、他県に比べて温暖な気候を持つ沖縄では、季節を問わず提供しているお店も少なくありません。中には「豆を煮るところから、家庭で手作り!」という方もいるかもしれませんね。
大人から子供まで幅広い世代に親しまれている沖縄ぜんざいですが、本土の「ぜんざい」との違いをご存知ですか?
ここが違う!本土の「ぜんざい」と沖縄の「ぜんざい」
真っ先に「ここが違う!」と思い浮かぶのは、そのビジュアルでしょうか。
沖縄で「ぜんざい」といえば、細かく削られた氷が盛られた、いかにも涼しげな見た目のもの。
対して、本土の「ぜんざい」は、お餅や栗の甘露煮が乗せられた所謂お汁粉のような温かい食べものを指します。
小さな頃からかき氷タイプの沖縄ぜんざいに親しんできただけに、本土のぜんざいを初めて知った時は「え!氷は乗ってないの?」とカルチャーショックを受けた沖縄県民も少なくないはず。
写真:PIXTA写真素材(左:本土の「ぜんざい」/右:沖縄の「ぜんざい」)
さらには見た目だけでなく、材料にも違いがあります。
本土の「ぜんざい」は、小豆を砂糖で甘く煮たものが一般的。(豆の原形が残っていたり、漉した豆(漉し餡)を使っていたり…と、地域によって様々。)
しかし沖縄の「ぜんざい」は、小豆ではなく金時豆を使ったレシピが定番です。豆を煮るときに黒砂糖(黒糖)を用いることも多く、濃厚な甘みが特徴。煮豆単体だとちょっと甘すぎるかな…と思いきや、かき氷と一緒に食べることでほどよい風味を楽しめます。
沖縄ぜんざいの歴史
沖縄ぜんざいの歴史は戦後まで遡ります。
諸説ありますが、もともとは「あまがし」が沖縄ぜんざいの原型ではないかと言われています。
「あまがし」とは、緑豆や小豆と押し麦を黒糖で煮込んだ伝統的なおやつ。かつて旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に子供の健康と成長を願い、各家庭で作り食べる習慣がありました。
しかし戦後になると、小豆が手に入りにくくなり、代わりに米軍の物資として流通していた金時豆が使われるようになったのだとか。さらに家電製品(冷蔵庫)の普及も相まって、暑い沖縄ではかき氷を乗せる食べ方が主流となり、これが「沖縄ぜんざい」の起源ではないかと考えられています。
写真:PIXTA写真素材(*「あまがし」は現在でもスーパー等で販売されています)
沖縄ぜんざいといえば「ぜんざいの富士家」!
戦後から現在に至るまで沖縄県民に親しまれる沖縄ぜんざいですが、県内の食堂やパーラーでも必ずと言っていいほど提供されており、専門店まであるほどの人気スイーツ。
今回は、沖縄ぜんざい専門店の代表格とも呼べる「ぜんざいの富士家(那覇市泊 本店)」にお邪魔しました!
「ぜんざいの富士家」の歴史
今年で創業34年の歴史を誇り、沖縄ぜんざいの地位を確立したといっても過言ではない「ぜんざいの富士家」。
「暑い夏の日に、冷たい沖縄ぜんざいをデリバリーをしたらお客様に喜んでもらえるのではないか(意訳:女性にモテるのではないか)」という代表・大嶺隆さんの思惑…もとい想いから生まれました。
創業時は前例がなかったという沖縄ぜんざいのデリバリーですが、利便性の高いサービスと美味しさが話題となり、現在では沖縄ぜんざいの金字塔的存在となっています。
「ぜんざいの富士家」のこだわり
富士家ぜんざいが持つ魅力といえば、素材一つ一つへの熱いこだわり。
丁寧に煮詰められた金時豆は、硬すぎず柔らかすぎずのほどよい粒感と風味を楽しめます。
ツヤのある白玉もちは、もちもちと弾むような食感。ふっくらとした金時豆と相性抜群です!
そして富士家ぜんざいの最大の特徴と言えば、なんといっても「ダシ氷」!
「最初の一口から最後の一滴まで美味しく食べてほしい」という想いから、金時豆の甘さが染み出た煮汁を余すことなく使用。冷凍してシャーベット状にすることで、ほどけるような甘みを含んだシャリシャリ氷に仕上がっています。
白玉もちにも力を注いでおり、原料・製法に至るまで試行錯誤した結果、冷蔵保存しても硬くならないモチモチ食感を実現。
ぜんざいの美味しさはもちろん、居心地のいい店内も魅力的。店舗では富士家オリジナルグッズや雑貨も販売しておりますので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!
ぜんざいの富士家 泊本店
店舗住所:沖縄県那覇市泊2-10-9 [ Googleマップ ]
電話番号:050-5571-3211
営業時間:【10月~5月】11時00~19時00分/【6月~9月】11時00~20時00分
[ Webサイト ] [ Instagram ]
富士家ぜんざいを沖縄ファミリーマートで!
素材の一つ一つまでこだわり抜かれた「富士家ぜんざい」の美味しさを沖縄ファミリーマートで手軽に味わえちゃいます!
「ぜんざいの富士家」と沖縄ファミリーマートが共同開発・販売を開始してから今年で早3年目。
毎年この時期になるとファミリーマート店頭に並ぶ「富士家ぜんざい」を心待ちにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
着実にファンを獲得している「富士家ぜんざい」ですが、なんとなんと!
今年は『富士家ぜんざい 黒糖味』が、より一層美味しくなってリニューアル!
さらに新商品として『富士家ぜんざい オリジナル味』が仲間入り!
ぜんざいシーズン到来に向けて登場する2アイテム、要チェックです!
リニューアル!『富士家ぜんざい 黒糖』
昨年好評だった『富士家ぜんざい 黒糖』は、黒糖がさらに美味しくなりました!
今年は与那国産の純黒糖を使用し、黒糖蜜のバランスを見直しました。パンチがありながらもまろやかな甘さが口いっぱいに広がります。黒糖ならではの濃厚な香りや風味をお楽しみください!
そして、もう一つのリニューアルポイントは、ズバリ白玉もち!
「店舗で食べるモチモチの白玉を再現したい!」という想いから改良に踏み出したそう。
試行錯誤を重ね、冷凍とは思えないほど柔らかく弾力のある食感に生まれ変わりました。
嬉しいことに、3周年記念限定として白玉が5個⇒6個に増量!昨年よりボリューム満点でお楽しみいただけます!
<商品情報>
商品名:富士家ぜんざい(黒糖・赤パッケージ)
販売期間:2024年5月14日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:458円(税込) ※2024年
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
新発売!『富士家ぜんざい オリジナル』
今シーズンから仲間入りした『富士家ぜんざい オリジナル』は、さっぱりとした優しい甘さが特徴。
こちらは黒糖のガツンとした甘みがない分、氷・金時豆・白玉それぞれが持つ素材本来の美味しさとバランスが際立ちます。
もちろんオリジナル味も3周年記念限定で白玉もち6個入りのボリューミーな食べ応え!
黒糖味もいいけれど、富士家ぜんざいの原点となる「オリジナル」もぜひご賞味ください!
<商品情報>
商品名:富士家ぜんざい(オリジナル・青パッケージ)
販売期間:2024年5月14日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:458円(税込) ※2024年
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
練乳でアレンジも!
ぜんざいそのままの味わいを楽しんだら、別売りの練乳トッピングもオススメです!
練乳のパッケージは使いやすいスティック状にリニューアル。昨年好評だった一言うんちくは今年も健在です◎どんな言葉が出るかはお楽しみに!
<商品情報>
商品名:富士家 練乳(20g/別売)
販売期間:2024年5月14 日より販売【沖縄限定・期間限定】
販売価格:70円(税込) ※2024年
※一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。
まとめ
黒糖蜜の濃厚な香りと風味が楽しめる『富士家ぜんざい 黒糖』。
すっきりとした優しい甘さが嬉しい『富士家ぜんざい オリジナル』。
2種類の味があるので、その日の気温や気分によって選べる点も◎。
もちろん、家族や友だち同士でのシェアや食べ比べもオススメです!
昨年と同様、容器には昔懐かしい「富士家」の漢字ロゴ。
パッケージは2色ありますので、『赤の黒糖』『青のオリジナル』で覚えてください!
沖縄ファミリーマートがお届けする、地域に「ド密着」な公式番組「ファミンチュTV」でも富士家ぜんざいについてご紹介しています!ぜひご覧ください~!
沖縄ファミリーマート公式YouTube
【富士家ぜんざい】ファミンチュの夏 2024年沖縄ファミマ ぜんざい始まります。
【富士家ぜんざい】あなたはどっち派?国際通りでみんなに食べてもらった結果は・・・?!
これから訪れる暑い夏場のクールダウンに、沖縄ファミリーマートの『富士家ぜんざい』をぜひ一度ご賞味ください!
「富士家ぜんざい」の召し上がり方(ぜんざいの解凍方法)
冷凍状態から自然解凍する場合は約40~50分を目安に。
電子レンジで解凍する場合は、500Wレンジで約60秒/1600Wレンジで約25秒を目安に。
(※溶かしすぎにご注意ください)
参考文献等
おきなわ食材 レシピねっと
じゃらんnet